七草粥と旧暦と

今日は七草粥をいただきました。
正式な七種の草(という表現でよいものか)ではありませんが、
我が家流の七草粥です。

この時期に「春の七草」を揃えるには難しい。
それも当然、これは旧暦の習わしですものね。
年によって変動しますが、
旧暦の一月七日といえば、
新暦の一月末~二月下旬にあたります。
新暦の今日では、七草は生えそろっていないのは当たり前ですよね。
桃の節句には桃の花がなく、
七夕には梅雨が明けていない。
新暦では季節がずれています。

アジア諸国では旧暦を大切にしていますよね。
例えば、旧暦の正月が本当のお正月。
たしかに旧正月のほうが「初春」感に満ちています。
お陽様の光量も増して、
草木も虫も動き出す。
人間も同じ。

日本でも沖縄は伝統行事は旧暦で行っています。
私は旧暦が載っていて、
ミンサー織りの表紙が可愛いという理由で、
沖縄の「八重山手帳」を長年愛用していました。
旧暦の4月1日と9月1日を
衣服と家電の衣替えの目安にしたり、
「例年にない残暑」というニュースに
「異常気象か…」とダークな気分になる前に、
旧暦でみたらどうかなあと確認していました。
こういう場合は異常気象ではなく、
単に「うるう月」が入った年だったりします。

旧暦を意識すると、
ぴたりと季節が旧暦に沿ってやってくるのが分かります。
旧暦、ここ数年は忘れがちだったなあ。
本来の日本の季節感を感じると、
そこは日本人、なにかパワーが湧いてくるように思います。

ちなみに、2015年の旧暦のお正月は、
「2月19日」です。
新年のスタートに向けて行動してみましょう。

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