月別アーカイブ: 2015年4月

「いまここ」を生きていますか?

ゴールデンウイーク到来です!
心身のリラックスに、もってこいの季節になりました。

近年、瞑想の効果が科学的に分かってきました。
瞑想とは、「いまここ」に意識をあわせるレッスンです。
過去や未来にばかり意識を注いでいると、
いまここにむけるべきエネルギーが目減りしてしまいます。
心ここにあらずのひとは、意識が身体からお留守になって、
いまを生きていないのです。これはもったいないです。
こんなに心地いい季節なのに、ですよね。

さあ、お外にでかけて、
咲いているお花を愛でて、
草や土の匂いを嗅いで、
心地よく吹く風を感じて、
「いまここ」を味わいましょう。

「天使」とツーカーになるレッスンは

押し入れに引き続き、天袋のお片付けをしました。
今回は、押し入れと天袋の中身をシャッフルして少々大がかりなことに。

それが、なんとスムーズ。はかどりましたよ。
おー、こうきたかー!という奇蹟的な収納で終了しました。
いやー、すごいね天使!

…というのはですね、
数日前の精神科医・越智啓子先生の講演会で
教えていただいたばかりの言霊(アファメーション)、
「わたしは天才 天使とツーカー♪」
を口づさみながらの作業だったからなのでした。

天使というとファンタジーな感じをうけるかもしれませんね。
自分の無意識(潜在意識)や、内なる知恵とツーカーな間柄になると、
直感やインスピレーションでアシストしてくれますよ、ということです。

天使がツーとサインをだしてくれても、頭で考えてばかりの詰め詰め状態では、
その微細なサインがキャッチできないので、こちらもカーとはいかないものです。
また、せかせかあせっていても、そのサインも逃してしまいます。

思考はひとまずお休みして、心に静けさと空き地を作りましょう。
そのレッスンが「瞑想」です。
統合医療のアンドルー・ワイル博士が、
「鬱のいちばんのくすり」と著書で言っている瞑想。
次回は瞑想についてのあれこれを。

お片付けと心に必要なのは「空きスペース」

昨日は家の押し入れのなかを、お片付け&フォーメーションチェンジしました。
そこそこ片付いてはいましたが、「できあがり」感がイマイチだった押し入れも
しっくりとまとまってきました。
「しっくり」が実感できる時は、使いやすさや見た目のすっきり感が揃いますね。

私は全盲ですが、お片付けは大好きです。
右のものを左に、左のものを右にと動かしているうちに、
物が居場所を教えてくれたりします。
ここで必要なのは、動かせる「空きスペース」です。
まず絶対量を減らすこと。

じつは、心のお片付けのプロセスも同じです。
まず、心のメモリーを減らして、
いろいろな感覚がキャッチしやすい「空きスペース」をつくります。

お家やお部屋の片付けがすすんでくると、
まるで気のような「ある感覚」をより感じる境目があるものです。
あれ、何かいい感じ。
反対に、今日は変な感じがするな、とか。
この感覚は、あなたの心や身体のセルフチェックに役に立ちます。

しっぽの話

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

アイメイトのサンダーと電車やバスに乗っている時、
サンダーのしっぽを気にかけてくださる方が多いです。
サンダーも心得たもので、
クルリと巻いたりボディに沿わせたりしています。
私もサンダーのしっぽ収納は、一連の流れとして身につきましたね。

地下鉄で乗務員さんが、
「犬のしっぽをしまっておいてね。踏まれるといかんから。」と
わざわざ言いにきてくれたこともありました。
乗客の方に「あの、しっぽが…」と言われて
チェックしたら、ほんのちょっぴりはみ出ていたということもしばしば。
なにゆえこうも気にかけてくださるのか。
しかも、しっぽに限って。

おそらく、犬のしっぽは不意に動くという
予測のつかないものという認識と、
そのうえ電車やバスという、
動きが予測のつかなさが掛け合わせですからね。
それに、「踏んだらいかん」と見つめるあまりに
とっさに視線の向くポイントに
身体が自然と動くもの。

たとえば平均台でどこに視線を置くかとか、
バイク教習の一本橋やスラローム、
車を運転するときはカーブのどこに視線を置くかで、
身体や乗り物の持って行き方が、無意識にスムーズに運ぶことと一緒でしょうか。

視点をどこに置くか。
これって人生と一緒かも。
ちょっと飛躍してしまいましたか。

ただでさえ、しっぽってカワイイから、ついつい見ちゃう。
だから余計に「わあ、踏んだらどうしよう」と思われるのかも。
犬に限らず、小さなお子さんのかわいらしいアンヨもそうですよね。

サンダーのしっぽを気にかけてくださる、
心やさしい見ず知らずのみなさん。
サンダーとサンダーのしっぽにかわりまして
ありがとうございます。

*カウンセリングルーム・フムフム Webサイト

http://hum-hum.jp/

「桜時間」 大島弓子・著

「桜時間」という大島弓子さんの漫画がある。
「リ マハタワープ ロンロンパルコ センターオーバー バックバック」
という意味のない呪文が出てくる。
以下は長文ですが、あらすじはこんな感じ。

***
小学生のうさ吉は、学校でケンカをして同級生に怪我をさせてしまう。
すぐにカットなってどうしようもないんだと告げる息子に
父親は先ほどの呪文を教える。
一身に唱えるとスーッと怒りが鎮まるから、と。
このやりとりを陰で聞いていた妻は、
なんていい加減なことを言う夫かと軽蔑する。

うさ吉は夫との子供ではない。
16の時に同時につきあっていた三人のなかの誰かの子である。
赤ちゃんができたと知った二人の男は行方をくらましてしまう。
もう一人のスイマーという男は既に別れており、もう所在も分からなかった。
しかし、その事情を承知のうえでプロポーズした夫と、結婚し出産したのだ。

ある日、妻は三人のうちの一人が
殺人を犯したことを報道で知る。スイマーだ。
時を同じくして息子のケンカの件も知り、
うさ吉は殺人犯の子ではないか
スイマーの面影や仕草を、うさ吉から執拗に探そうとする。
この子は狂暴化して同じ罪を犯すのではないか。
そんな疑念は日に日に膨れあがり、
どんどんますます息子がうとましくなり
ついにはカッとなり、わが子に手をあげようとした瞬間、
自分があの呪文を唱えていることに気づく。

そして思い出す。
スイマーが最愛の人だったこと、
そのつきあいは桜が咲き、散るまでのわずかな時間だったこと。
うさ吉が誰の子か疑心暗鬼の中、
一人で調べまわったのも桜の季節であったこと。
そして…。
***

…というストーリー。
このお話に限らず大島作品には
人の心理の渕を覗くような怖さを感じることがある。
そしてそこから帰還するという結末の数々が、何度わたしを救ってくれただろう。

さて、冒頭の呪文
心理学としても、突発的に怒りが湧き上がってどうしようもないときに、
全く別のことをを思いだしたり考えたりして意識をそらすことは有効なのです。
数秒間の冷静な時間を作ることで「我にかえる」というもの。
例えば頭のなかで暗算をする、心の中で言葉を唱えるなど、
ちなみに、唱える言葉は何でもかまいません。
お好きな「とっておきの方法」を心に留めて、お守りにしましょう。

*カウンセリングルーム・フムフム Webサイト

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キャラバンの到着を聴きながら

某所で某校のブラスバンド演奏を聞いた時のこと。
曲間に入るMCに
「おやおや?」と感じてしまいました。
二人の男子部員が次の曲の紹介をするのですが、
毒舌と自虐を交えたものだったのですね。
盛り上げたい気持ちもあってなのかな、
おそらく毒舌や自虐ネタで人気のタレントさん達の影響もあるのでしょう。

しかし、毒舌や自虐とは遠くに離れているような、
フレッシュさがにじみ出るMC担当の男子部員と、
はつらつとした初々しい演奏。
陽射しもまぶしい午後の屋外です。

「この曲を知っている人は
おじい…おばあ…です」
と紹介されたのは、
仏ミュージカル映画「ロシュフォールの恋人たち」の、
「Arrivee des camionneurs(キャラバンの到着)」。
キュートでカラフルな映画も、
素敵なサントラも時代をこえて愛されているのだけれど、
十代の彼らにしたら
少し古くさく思えても仕方のないこと。

ああ、私もきっと十代の頃には、
上の年代の方からは、
「おやおや」って思われたんだろうなあ。
これまた順当に世代ギャップを感じていることよ…
なんて感じながら聴きいっていたのでした。

Arrivee des camionneurs – YouTube

地球にアース!

菜種梅雨の到来を前に、
名古屋の桜の名所にお花見に行ってきました。
芝生の上に敷物を敷いて、
そのまま寝っころがって
なんとも気持ちのいいこと!
こうやって地面の上に寝っころがるのは、
何年ぶりのことかしら?

ある気功家さんや、
ユニークな精神科医さんは
地面の上に大の字になると
元気になるんだよとを言っていました。
地球にアースするのよ、と。
そういえば、海や山のテント泊では、
いつも以上に眠れたっけ。

最近なんだか疲れがね…という方は、
やってみると変化があるかもしれませんよ。
気持ちよさそう&安全な場所を選んで、
大の字にごろりですよ。
ポイントは、アースするみたいに、
自分の余剰電気を地面に逃がすようなイメージをすること。
大胆に寝っころがることが難しい場所では、
素足になって地面に立つことでもオーケー。
浜辺で海水に足をひたすことも効果ありです。
(くれぐれも安全に気を配ってくださいね)

お花見で酔いつぶれて、
寝っころがっている人の姿も
お花見の風物詩ですけれどもね。
どうぞ花冷えにお気をつけて!

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