*追記 2017年よりプログラムを変えています。
この記事は2016年度のプログラムになります。
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昨年も講師としてお招きいただいた、中川区の小学校です。
生徒さんにお話したのは二つのテーマ。
「アイメイト(盲導犬)ってなぁに?」と、
「街で目の不自由な人に出会った時、どうしたらいいの?」。
サンダーと電車に見立てた座席の空席を探すデモンストレーションや、
アイメイトについて説明した、アイメイト協会のDVDを見てもらい、
視覚障害者とアイメイトは、
協力して街を歩く「チーム」であることを知ってもらいました。
一人で街を歩く訓練を受けたアイメイト利用者でも、
お手伝いしてほしいことが時にあります。
白杖をお使いの視覚障害の方は勿論のこと、
誰かの助けが、本当にありがたいものです。
目の不自由な人をお手伝いするとは、
尋ねられた道を説明することであったり、
食事の時に、お皿やコップの位地を伝えたり、
腕を貸して誘導することだったり。
では、誘導するときのポイントは?
実際に生徒さんには、アイマスクを着けたお友達を誘導しながら
二人でドアを通り抜ける体験をしていただきました。
最初に「安心で安全に」を約束してもらい、
まず生徒さんなりに考えながらトライしていただきました。
そして、考えてやってみて、
それぞれのの感想や気づきを話し合い、グループで分かち合いました。
最期に私から「誘導の基本形」をお伝えするスタイルです。
昨年も私が感じたことですが、
生徒さん達の発想の柔らかなこと。
へぇーー!
視覚障害の私も、福祉の専門家の社会福祉協議会のスタッフさんも、
目からウロコの、新たな発見がいくつも。
私こそ、生徒さんに教わった授業だったのでした。