学習雑誌「小学二年生」が休刊、
残るは「小学一年生」のみに。
あら、うちのサンタはこの現状だったらどうしたかしら。
というのは、私が子どもの時のサンタからのクリスマスプレゼントは、
年によってサンタブーツだったり、筆記用具だったりしたけれど、
毎年小学○年生」の新年号は枕元にあったのだ。
姉と私は普段、学研の学年誌「学習」だったので、
「小学○年生」は、サンタからの新年号だけを読んでいたのだが、
「学習」に比べて内容や付録が違うのはもちろん、写真やイラストの感じも違い、
雑誌には違いがあるんだ、と子どもなりに思ったことを憶えている。
それぞれの雑誌との出会いは、私や姉の好みを形付け、
また、まわりの友達も同じく個性を育んでいた。
年代が上がったり、好みが変わると、
自然にその雑誌を「卒業」して、次なる新たな雑誌へと移行していった。
よくある例えだけれど、私にとって雑誌は学校だったと思う。
誰かが同じ雑誌の読者と知ると、なんだか同級生みたいな感覚があったものだ。
あまりメジャーではない雑誌なら、もう、手を取っ手踊るくらいの勢いである。
そんな雑誌のつきあいをしてきた私には、相次ぐ雑誌の休刊は淋しい限り。
しかし例えば、休刊になった「オリーブ」のかつての読者層が、
歴代の「オリーブ」編集長さんたちが、現在の編集長をつとめている
「クウネル」や「つるとはな」、「暮らしの手帖」に移行しているという。
そんな「続きかた」もあるんだと思ったら、なんだかホッとしたのでした。