月別アーカイブ: 2015年2月

春本番にむけて今からできること

旧正月も過ぎて新しいエネルギーのスタートです。
春は身体が「開く」季節。
冬の寒さの緊張・こわばりが緩み、
知らず知らずたまった秋冬の毒素を出すチャンスです。

身体は本当によくできたもので、
中医学では春は肝臓の働きが高まるといいますよね。
せっせと解毒と排毒にがんばる肝臓がオーバーワークにならないように、
暴飲暴食は避けてあげましょう。
そして季節の旬のものをいただいて
あなたの身体が、春の身体に変わるアシストをしましょう。

「入力」の冬と
「出力」の春。
冬の身体と、春の身体は逆のベクトルですね。
なにぶん身体がシフトチェンジする時期ですから、
身体にともなう心も何かと変化がおきやすいもの。
これから先の春本番でガツンとギアチェンジが起きると、
身体も心もびっくりしてしまいます。
今からじわじわストレッチやヨガで身体を緩め
ゆるやかに心もほぐしていきましょう。

そして中医学では肝の感情の、
傲慢、卑屈といった感情も出やすくなると言われています。
傲慢と卑屈。
なんだかコインの裏表のようですね。
また何かと感情の起伏もおきやすいもの。
抑え込むのでもなく、
かといって暴発させるのでもなく、
自分なりのほどよいバランスを
見つけるチャンスの季節でもあるのですね。

*カウンセリングルーム・フムフム Webサイト

http://hum-hum.jp/

犬に寛容な社会の理由

フランスやドイツの犬の飼い主さんは、
ペットの犬の「しつけ」を徹底しているそうです。
犬の「しつけ」を教える
「犬の学校」がたくさんあって、
飼い主さんと犬が一緒に通うそうです。
そういえばヨーロッパの格言に、
「犬と子どもの躾はドイツ人に任せろ」というのがありますね。
(ドイツでは出産を控えた妊婦さんに、
子どもの育て方を犬の育て方になぞらえて
教えるという話をきいたことがあります。)

飼い主さんは、犬をどこへ連れて行っても大丈夫なように、
無駄吠えをしないよう、
勝手にうろうろしないよう、
おとなしく伏せて待っているように、
そこは愛情をもって根気よく教え込むという。
カフェで犬とくつろぐことや、
バカンスの移動で一緒に犬と列車に乗ることや、
犬が家族同様にホテルに泊まることは、
「しつけ」のゆきとどいたペットの犬には認められている。
ペットの犬の「しつけ」の先進国である欧米は、
すなわち、犬に対して寛容な社会でもあります。
だからこそ盲導犬の普及率も高いのです。
ちなみに盲導犬の発祥はドイツです。

ああ、日本はまだまだなのね…。
サンダーと入店を拒否される度に思います。
盲導犬のことを知らないというよりは、
適切に(これ重要です。虐待ではない正しい知識をもっての)
「しつけや訓練を受けた犬」が
どんなものであるか、ただ、ご存知ないのです。
犬と人はもっと良い関係になれる。

不思議なことじゃないのに

今朝、友人からシーナ&ロケッツの
ボーカルのシーナさんの訃報を知って、
心底おどろいてしまった。

ふと気がつくと
若い頃に憧れていたミュージシャン達が
還暦を超えていた。
なかには天国への架け橋を
渡るかたもでてきた。
至って当たり前のことなのに、
あこがれの人達に限っては
そんなこと思いもしなかった私。
ちょちょっと待ってくれる?
あたふたしたような
なんだか今日は
落ち着かない一日でした。

レモン祭り Fete du Citron

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

明日から南仏のマントンで、
フランスに春を告げる
レモン祭り Fete du Citron が始まります。
フランスとイタリアの国境近くのマントンは、
温暖な気候を利用してレモンやオレンジの栽培が盛んなのだそう。
そのレモンやオレンジをモチーフにしたオブジェや山車のパレードは、
待ちに待った春の訪れを喜ぶかのような明るい色彩。
…もお考えただけで、
ハッピーな気分になります。
そして、お口の中がジューシーです。

日本でも柑橘類の季節がやってきました。
ただいま八朔が出回っていますかね。
デコポンや三方柑、
セミノールもこれから並びはじめることでしょう。

柑橘系のアロマは、
気分をリフレッシュしてくれます。
レモンやオレンジの色は、
気分を明るくしてくれます。
匂いや色を想像するだけでも
その効果はあるそうですよ。

私はずいぶん昔に、黄色の色の服を好んで着ていた時期がありました。
今おもえば、色の持つパワーを
無意識に自分に取り込みたかったからかもしれませんね、
その後いわば「青の時代」、「赤の時代」なんてのもありましたっけ。
その時代が終わると、しばらくその色を着なくなったというのも、
「とりこみ完了」ということでしょうか。

先日オレンジ色のマウンテンパーカを買いました。
今まであまり着ない色でしたが、
「歩行中に目立つ」という理由でチョイス。
アウトドアでは遭難時に探してもらえやすいとか、
狩猟中に自分が獲物と間違われない効果がありますからね、
雪山に上る計画も、
狩りに出かける予定もありませんが、
サンダーと歩く毎日は
それに近いものがあります。

光の春

二月になりました。
まだ気温は低いですが、
お陽さまの光量が増してきたのを
肌で感じるようになりました。

今日は節分。明日は立春。
節分は旧暦の大みそかで、
立春は旧暦のお正月と思われがちですが、
これは別個のお話。
太陽の(黄道上の)見かけの高さを基準にした季節区分である
二十四節気の節分と立春と、
一年の始まりの旧正月とは次元が違うのです。
旧暦は月の満ち欠けに沿ったもので、
月のサイクルは植物や動物の生命さいくるに影響を及ぼします。

太陽による季節の区分と、
月の生命サイクルの陰暦という
違う次元のものを組み合わせて理解していた
古の(いにしえの)叡智に驚いてしまいます。
どちらか片方だけでは分からない本当の姿。
そして似た傾向の年があっても、
ひとつとして同じ年はないということが分かりますね。

明日は立春。
これから春の気配が
ちらほらしてきますよという
旗印の立つ日です。