光の春

二月になりました。
まだ気温は低いですが、
お陽さまの光量が増してきたのを
肌で感じるようになりました。

今日は節分。明日は立春。
節分は旧暦の大みそかで、
立春は旧暦のお正月と思われがちですが、
これは別個のお話。
太陽の(黄道上の)見かけの高さを基準にした季節区分である
二十四節気の節分と立春と、
一年の始まりの旧正月とは次元が違うのです。
旧暦は月の満ち欠けに沿ったもので、
月のサイクルは植物や動物の生命さいくるに影響を及ぼします。

太陽による季節の区分と、
月の生命サイクルの陰暦という
違う次元のものを組み合わせて理解していた
古の(いにしえの)叡智に驚いてしまいます。
どちらか片方だけでは分からない本当の姿。
そして似た傾向の年があっても、
ひとつとして同じ年はないということが分かりますね。

明日は立春。
これから春の気配が
ちらほらしてきますよという
旗印の立つ日です。

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