お片付け仲間の友人と話していて、
ああ、そうだなぁと思ったことがある。
「物と空間、
どちらにより価値を置くかで、違ってくるね。」
物を大切にしていると物が減らないけれど、
空間を大切にするようになったら、物が減ってきたよね、
これは私も実感するところ。
どちらにフォーカスするのかで、物の量は随分と変わってくる。
20代、30代だった頃の私は、
物がたくさん並んでいることに喜びを感じていたけれど、
40代の今は、空間って贅沢だなぁ、と思う。
価値観がまるで変わってしまったことに自分でも驚く。
なにせ愛読誌はモノ・マガジンだったのだ。
この私の価値観の変化、脳の年代変化かもしれない。
脳研究の黒川伊保子さんによると、
10代、20代は、なんでも吸収・インプットする脳で、
30代からは、そのインプットしたものを取捨選択し始める脳に。
40代になると、本質に興味を持つ脳になるそうだ。
…なるほど。
これは私のお片付けの道のりとピッタリくるなぁ。
ちなみに、50代半ばの脳は、
本質の答えや、人の資質など、
本質的な事を見抜く力がピークになるという。
老化によって、脳が「手抜き」するようになるからで、
経験から必要ないデータは折り畳み、
本質へとまっしぐら、ということらしい。
…いいな。
そうなりたい。なれるようにしたいな。
自分が老化していくのを嫌だなー、と思っていたけれど、
ちょっといいかもと思える、
自分の誕生月が終わる今日なのでした。