月別アーカイブ: 2014年8月

自信家ほど積極的に先延ばしする?

今日は8月31日。
学生の方は今日をどのように過ごされていますか?
かつて学生だった方は、8月31日をどのように過ごされていましたか?
夏休みの宿題は終わっていますか ?終わっていましたか?
私は必死に夏休みの宿題をやっている最中でしたね。
計画的にコツコツとやるタイプではなく、
ギリギリにならないとやれない典型的な学生でした。

アメリカの心理学者のチョイ・チューらは、性格と行動パターンの関係の調査で、
200人以上の大学生を調査したところ、
集中力が高く自信家で、時間を有効に活用している学生ほど、
積極的先延ばしactive procrastinationを使っていることが分かったそうです。

わー、これは私にはあてはまらなかった!
あくまでも積極的で能動的な先延ばしであって、
私のように嫌だからという消極的な先延ばしではないわけですね。
逃避の果てに仕方なくというネガティブなものではないのです。
クオリティーの高いものができるポジティブな自信から。

たしかに自分を追い込んで濃密に集中して勉強なり仕事をする人もいますね。
そんな人を知っていますが、爆発的に動き出すまでには
言ってみればアイドリングをしている印象があります。
日常の中からもアイデアをみつけるような洞察力や、
無意識からのメッセージをうけとる繊細さなど、
単に時間を無駄にしていない人たちです。
上記の調査の通り、時間を有効に活用しているともいえるでしょうね。

ところで、夏休みの宿題の取り組み方はその後の仕事に影響があるといいますが、
かつて学生だった方は仕事の取り組み方はどうですか? 変化はありますか?
私の場合は締切が定期的にやってくる仕事に就いていたので、
必要に迫られて、ということもありますが、
この点は矯正されたと思います。コツコツできるようになりましたね。

それから、性格と行動パターンの関係については、
これは興味深いことですので、折にふれて書いていきたいと思っています

月のテンポは116 ③洋楽編

今回が月のテンポ116のお話の最終回です。
では、 洋楽編です。

「Saturday In The Park」 
Chicago

「Stop! In the Name of Love」 
The Supremes

「BillieJean」 
Michael Jackson

「Killer Queen」 
Queen

「Like A Virgin」
Madonna

「ムトゥ  踊るマハラジャ」
映画サントラ

世界的ヒットが揃いましたね。
今回も私のテンポ感からは、やや遅い印象なのですが、
テンポを意識して聴いているうちに、なんだかリラックスしてきました。
逆に遅いテンポ感の方は、集中度がアップするのでしょうかね。
ちなみに熟練した職人さんの作業テンポを計ったら116なのだそうです。
そこでテンポ116の曲を作業場に流したところ、
他の職人さんたちのミスが減ったりして作業効率がアップしたそうです。

なお、テンポ116の半分のテンポ58も
同じく月のテンポなのだそうです。
お母さんがお子さんに子守唄を歌ってあげるときも、
無意識にテンポ58でうたっているそうですよ。

これから月が綺麗な季節になりますね。
月のテンポとシンクロして、本来のテンポを意識してみると、
素敵なことがおきるかもしれませんね。

月のテンポは116 ②邦楽編

前回に引き続き「月のテンポ116」のお話です。
何故テンポ116が潜在能力を発揮しやすくするのかは置いといて、
テンポ116に近い邦楽をネットで探してみましたので紹介します。

「ありがとう」 井上陽水・奥田民生
「クリスマス・イブ」 山下達郎
「君がいるだけで」 米米クラブ
「手紙」 由紀さおり
「Shangri-La」 電気グルーヴ
「おなら体操」 のだめカンタービレ
「能動的三分間」 東京事変

こう並べるとなんとなくテンポが分かっていただけるでしょうか?
最後の東京事変の曲は「三分間でテンポ120」がコンセプトという曲なので、
テンポ116は、この曲よりはすこし遅いというのが目安になるでしょうか。
ちなみにテンポ120前後というのがポップスの曲に多いようです。
遅すぎず速すぎずというのがいいのでしょうね。
また同じ理由でダンス初心者も踊りやすいのがテンポ120くらいだとか。

実は私の好みはもう少し速めのテンポ130なのです。
ちょっと小走りしたくなるような感じの、ややアップテンポの曲。
なので、テンポ116に近いのは、どうなのかしら?と思っていたのですが、
頭の中でリピートしていると、(「おなら体操」じゃないですよ)
頭に上っていた気がすぅーと下がって落ち着く感じがしますね。

メトロノームのアプリもあるそうですから、
あなたのお好きな曲でテンポ116を探してみても楽しいですね。
聴いてみたりテンポに合わせて動いてみて、
どんな感じになるのか試してみてはいかがでしょうか?
何か発見があるかもしれませんね。

次回は洋楽編です。

月のテンポは116 ①

月の周期はテンポ116。
(詳しいことや難しい計算式はドンと省略)
ちなみにテンポ116とは、一分間に116回ビートを刻むテンポのこと。

この月のテンポが人間の体内時計と同じなのだそうです。
そういえば人の体内時計は約25時間といいますものね。
太陽の周期が24時間で、月の周期が24.8時間。
ということは、普段は太陽の周期で生活サイクルを送る私たちは
どうしても体内時計が乱れがちになります。
これは不眠や身体の不調の原因になったりしますよね。

そこで乱れがちな体内時計を調整するには、
本来のテンポ116を生活にとりいれることがよいのだそうです。
そして面白いことにこのテンポ116は、
潜在能力を発揮するのに約にたつそうですよ。
なんと、超一流のスポーツ選手はテンポ116を身につけているそうです。
イチローがバッターボックスに入るまでの一連の動作や、
タイガー・ウッズがラウンドで回るときの歩行テンポが、
きっちりテンポ116なのだそうです。ほー。
意識的になのか、無意識なのか分かりませんが、
そこは転載、無意識に「ツキ」を味方にしているのかもしれませんね。

さて。テンポ116ってどんなテンポなの?といえば、
遅くなく速くなく、歩くのにちょうどいい感じ。
「ワシントンポスト」や「双頭の鷹の旗の下に」など
行進曲はテンポ116が多いそうです。

吹奏楽は好きだけど、他にないかしらー?
次回からは邦楽や洋楽のテンポ116の曲を書いていきます。

サンダー

 

昨夜は雷雨でした。
アイメイト(盲導犬)のサンダーは雷が苦手なのです。
雷鳴が聞こえ始めると、
口をハアハアして、家の中をうろうろします。

歩行中に救急車がサイレンとともに脇を走っていっても、
工事現場の横を通っても、
他のワンちゃんにほえられても、
なんとも平気そうなんですけどもね。
どうやら雷だけはダメみたいです。

こう話すと、「サンダー(thunder←雷)なのにね~」と、
おっしゃる方が多いのですが、
実はアレキサンダー大王の
「Alexander」のサンダーなのです。
サンダーが生まれたご家庭の方が、
(繁殖ボランティアさんのご家庭です。)
この由来で命名してくださったそうです。

アレクサンダー大王といえば紀元前に空前の大帝国を建設した英雄です。
たくさんの国がいきなり国境がなくなったものだから、
ギリシャからインドまでの異なった分化がゴッタ煮になって、
仏像なのにギリシャ風のお顔だちというヘレニズム文化の発端のような人です。

はじめてアイメイト協会でサンダーと対面して名前を呼んだ時は嬉しかったです。
広く歩き、そしていいろいろな文化を。
そんな由来のサンダー。なんて素敵なんだー
それから、私の大好きな歌手のsandii(サンディー)と似ている!
(サンディー&ザ・サンセッツのボーカリスト。今はフラの師匠で有名なのかな。)

これは運命じゃない?
よろしくねサンダー!となでなでしたのでした。

Takahashi Family-0600

救命テンポは100

何年か前に、消防署の救命講習を受けて、
人工呼吸と心臓マッサージを習いました。
(当時はまだAEDの講習はなかったです。)

その時に心臓マッサージの胸骨圧迫は
1分間に100回のテンポでと教わったのですが、
なかなかじぶんではテンポが掴みにくいので、
誰もが知っているテンポ100の歌を思い出しながら行うといいと聞きました。
例として、童謡の「うさぎとかめ」を挙げておられました。

…うさぎとかめ。うーん、もっと他にないかなあ~。
家に帰ってからテンポ100の曲を調べたところ、
ありました。(厳密にはテンポ103ですが)

「Stayin’Alive(ステイン・アライヴ)」
(男声三重唱)ビージーズ

アメリカではこの曲で教えられているそうです。
「生きている」、「生き延びる」ですから、
なんてピッタリ!と妙に感心したことを思いだしました。
(「かめは長生きだと思います」 ←シュガーキューブ)

何故こんなことを思い出したかというと、
昨日のブログをご覧ください。

コーラスのハーモニー

土日の午前中はNHK-FMラジオを
仕事や用事がなければ聴いています。
今日のコーラスの番組「ビバ! 合唱」(タイトルはなんとかしてほしい)で、
コーラスが美しい海外ヒット曲を特修していました。
番組表は以下の通りです。
合唱の校正が記載されているのは合唱の番組ならではですね。

「Top of The World(トップ・オブ・ザ・ワールド)」
(混声二重唱)カーペンターズ

「How Deep Is Your Love(愛はきらめきの中に)」
(男声三重唱)ビージーズ

「Stayin’Alive(ステイン・アライヴ)」
(男声三重唱)ビージーズ

「The Sound of Silence(サウンド・オブ・サイレンス)」
(男声二重唱)サイモン&ガーファンクル

「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」
(男声三重唱)Queen

「Hard To Say Sorry/Get Away
(素直になれなくて~ゲット・アウェイ)」
(男声三重唱)CHICAGO

「Dancing Queen(ダンシング・クイーン)」
(混声四重唱)ABBA

「(They Long to Be)Close to You
(遥かなる影)」
(混声二重唱)カーペンターズ

「That’s What Friends Are For
(愛のハーモニー)」
(混声四重唱)
Dionne Warwick and Friends

私の年代にはなつかしい曲ばかりです。
コーラスのハーモニーが美しいことには、
幼かったからか、当時はあまり気にしていなかったですね。
どちらかというとギターなどの楽器に耳がいっていました。
ABBAならビジュアルに目がいっていましたし。
あらためて聴くとコーラスのハーモニーの美しさ、
後ろに流れるストリングスの美しさにも驚きます。

70年代80年代の洋楽ヒットチャートには
そんなコーラスの美しい曲がいくつもチャートインして、街中に流れていました。
全く音楽的素養のない私でも、それらは無意識に入っていて、
知らないうちに今の自分に影響をあたえているのだなとしみじみ思いました。

夢のなかの色はカラー?モノクロ?

突然ですが、寝ているときにみる夢の中の色は、
あなたはモノクロですか? カラーですか?

アメリカの心理学会による夢の色に関する調査では、
モノクロテレビで育った世代は白黒の夢を見る割合が多く、
カラーテレビで育った世代は色つきの夢を見る割合が多いそうです。
(英文)

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2014374/Growing-black-white-T

V-makes-likely-dream-colour.html

カラーの夢を見る人が増えたというのは、
テレビのカラー化だけが 影響しているわけではないと思います。
写真もモノクロからカラーになりましたしね。
想い出はモノクローム(by大瀧詠一)とかセピア色なんていいますが、
生まれた時にはカラー写真だった世代の想い出はカラーなのでしょうか?
工業の発達でカラフルな製品も増えました。
無意識に色を捉える機会は昔より増えていると思います。

脳は夢のなかでは白黒で、(カラーという説もある)
無意識が色を脚色しているのではないかという説もあるようです。
色つきの夢を見る割合には男女差もあるそうですが、
これは色にたいする興味や関心が無意識に関係しているようです。

(ちなみに全盲の私が夢の中でみる色はカラーです。
今の現実の視覚の状態が夢の色には関係がなさそうです。)

心理学では夢は無意識からのメッセージとされています。
今夜みる夢はどんな夢でしょうか?

「一度、死んでみましたが」 神足裕司・著

いつものようにサピエ(音声図書)をチェックしていたら、
コラムニストの神足裕司(こうたり ゆうじ)さんの新刊がアップされていた。
コータリン?! 一瞬自分の耳を疑ってしまった。

神足さんは三年前に重度くも膜下出血で倒れている。
私は当時の報道を覚えているが、
あまりに深刻な様態だったので、
助かっていないのではないか…という思いが今まで頭の片隅にあった。
生きていたんだ、しかも本まで出てるー。
さっそくダウンロードして聴いてみると、
本当に死んでいてもおかしくなかったことが分かる。

サブタイトルは「スーパー闘病エッセイ!」とある。
脳のダメージにより半身不随の車椅子生活になり、
あの神足さんが言葉を発することができなくなっていた。
(私はあの喋りが好きだったのだ)

しかし神様は神足さんから「書くこと」は奪わなかった。
高次脳機能障害のため、直前に書いた内容を忘れてしまうなか、
自分の書いたその原稿を見直して再び書き出す作業。
かつての何回で饒舌な文体ではなく、
シンプルでやさしい。
家族や友達、故郷への思いがあふれている。
聴きながらすこし泣いてしまった。

「書くことは生きること」。 
ひしひしとそれが伝わってくる。
実際書くことがリハビリになっていて、
故郷の広島に旅行するまでに回復しているところで本は終わる。
最近雑誌の連載が緊急復活したそうだ。
私もがんばろう、そう思った。

*「一度、死んでみましたが」
神足 裕司
2013年/集英社

ふたつの太鼓

こんにちは、フムフムです。
お盆も終わりましたね、いかがお過ごしですか?

京都や福知山ではたくさんの雨が降ったそうですね。
五山の送り火も雨の中おこなわれたとか。
今年は雨の日が多いお盆でした。
毎日すごい湿気です。モワ~。

当ルームの看板犬ならぬ看板太鼓のうちの一つ、
ネイティブアメリカンの太鼓が大変なことになっています。
湿気の少ない、いやほとんど湿気ゼロのアリゾナの地から連れてきたこの太鼓は、
当然ながら湿気に弱い…。
湿度があがってくると、張った皮がボヨンボヨンになるのです。
バチで叩くと「ボコボコ」と音がします。
現地で叩いた時は「パカンパカン」と高い音色だったのに。
太鼓自身も音と湿気の振り幅に驚愕していることでしょう。

この太鼓は16年前にアメリカを一か月旅した時に買ったものです。
ホピ族のリザベーション、グランドキャニオン、イエローストーン、
セドナ、ニューメキシコそしてハワイのカウアイ島を巡ったのですが、
旅が始まって2日目くらいに入ったネイティブアメリカンの店で
ひとめぼれして衝動的に買った太鼓、
残りの旅の大きなお荷物さんでしたが無事に持って帰ってきました。
今はアフリカのジャンベとともにルームに鎮座しています。
ちなみにジャンベはアフリカ…ではなく京都の伊勢丹でご購入。
たしか同時期に買っているのですが、こちらもひとめぼれの衝動買い。
これまた配送できるにもかかわらず新幹線で持って帰ってきました。
後にも先にも太鼓を衝動買したことは他にありません。
(あたりまえか。そんなことしていたら大変です。)
この二つの太鼓に一目ぼれした感覚は今でも忘れていません。
私のワクワクの象徴とも言える存在なのです。

ちなみにアメリカを一緒に旅したのは、
長年の友人であるシュガーキューブ・佐藤加奈さん。
当ブログのデザインおよびホームページの写真、イラストを手がけ、
両方を総合プロデュースしてくれました。
(彼女はインディアンの酋長さんクラスの豪華な羽飾りを買おうとしていた。)
そしてルームのロゴデザインとホームページをカッコよく作ってくれたのは、
神戸在住のグラフィックデザイナー、パーマネントデザイン・谷川丈二さん。
素敵なスケッチブックがモチーフのアイデアは谷川さんによるものです。
佐藤さん、谷川さん本当にありがとう!