本を読むには サピエ編

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

視力があった頃は、仕事帰りに本屋に毎日立ち寄っていました。
本が好きというよりは活字が好きだったのでしょう。
ひまさえあれば活字を読んでいました。
今はもう目で読むことはできなくなりましたが、
読書はできます。
ん?読書?

私たち視覚障害者の読書の強い味方、
その名は「サピエ」。
サピエとは、視覚障害者の方
様々な障害で読書が困難な方々に
点字、音訳データ当の情報を提供するネットワーク図書館です。
点字が15万タイトル以上、音声データが5万タイトル以上にのぼります。
日々新着データがアップされていてどんどんタイトルが増えています。
それをパソコンや専用端末にダウンロードして音声で聴くことができるのです!

一昔まえは図書館の対面読書サービスが主流だったのではと思います。
一冊終わるまで時間も日にちもかかるし、
なにしろ出向かなくてはならない。
気楽に読書というわけにもいかないですよ、これは。
カセットに録音した音声図書もあったそうですが、
一冊で何巻のテープになるのやら、ですよ。
いい時代に生きてるな~自分!
(また、視覚障害者イコール点字と思われるかもしれませんが、
点字が読めるのは視覚障害者の一割ほどだそうです。)

近年はキンドルなど電子書籍もありますが、
基本的に健常者向けのシステムで、
音声で聴くとしても視覚障害者が利用するにはまだハードルが高いのです。

サピエ図書館の利用は無料です。
気楽にいつでもどこでも読書ができるのです。
視力を失っても読書の楽しみを失うことはないなんて、
つくづくいい時代だなあ。

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