わが家のローリングストックの話

五年前に買った5年保存水が満期を迎えたんだけど、5年が過ぎるのはあっと言う間な感じがする。今度は10年保存できるタイプにしようと注文するもお届けが1か月待ちで驚いた。能登の地震で防災意識が高まったのか、注文が殺到してる。結局、1月半ばに注文した10年保存水は、2月の末に届いた。

そういえば5年前もそうだった。どこかは忘れちゃったけど、日本のどこかで大きな地震があって、ああ、これはちゃんと備蓄をしたほうがいいな、どうせなら長期保存の水にしようと思ってアマゾンで買おうとするも、軒並み防災用品が品薄になっていた。みんな考えることは同じなのね。それからは水以外はローリングストックすることにした。いつも食べてる無洗米(金芽米の蝋カット玄米)は、冷蔵庫の野菜室に入れてローリング消費。おかゆパックも常備。パックごはんは匂いが苦手なので買わない。ライ麦100%の発酵パン(フォルコンブロート)ハ1年もつのでローリング買い。アイメイトのドックフードは真空パックなので数か月分をストックしつつ消費。缶詰に関しては期限があってないようなもの。缶が膨らんでいなければいつまでも大丈夫だという。で、サバ水煮やさんま缶をストック。大好きなディチェコのパスタは箱買い。乾麺は長期保存できる。そばとかマカロニとか。パック切り餅も2年持つので大袋を何個か買って、期限が近いパック切り餅を正月に食べては買い足している。実は正月が終わって2か月過ぎても、今年の正月分が食べきれずにまだ餅が残っていて、週に一度、お昼ごはん代わりに餅を焼いて食べている。

今日は母が卒業した高年学校の文化祭。卒業後も入っている民謡クラブのステージ発表がある。母は早めのお昼ごはんに餅を食べて家を出た。先週の通しリハーサルの前にも餅を食べてから出かけていた。餅でお腹いっぱいでは歌えなくない?と母に聞くと、腹が減っては歌えないデショ、ですって。まぁ、民謡と餅は切っても切れない仲というか、のびても切れない仲というのか、イメージとして正しいのかも。単に母は餅が好きなだけなんだけど。

母の実家は宮城の白石蔵王で、家にお祝い事があると餅をつく風習があったそうだ。で、できたての餅はご近所さんにも配ってまわる。どうしてご近所さんにも配るの?と母に聞くと、「餅をついてると音で分かるから」。家で餅をついてると近所の人がやってくるし、近所で餅つきの音がするとその家に行ったんだそうな。お祝いには餅がつきもので(餅だけに)、お祝いの歌も歌ったのかもしれない。しかし、母の実家もそうだけど、高齢化で兼業農家が減っている。今でも餅ついてるの?と聞くと、「もうやってないんじゃないかな」と答えた。我が家も引っ越す前は杵とウスじゃないけど、年季の入った電動餅つき機(東芝もちっこ初代機)があって、正月に餅をつき、赤飯も炊いていた。餅つき機はペッタンペッタンついてる音が大きくないので近所には配ってないんだけど、いや、近所にもっていったような気もする。あれこれ思い出しながらパック餅を焼いて食べた。次の正月と、次の次の正月のパック餅の備蓄は完了。ところで今年の正月分の餅、春のお彼岸には食べ終わるかしらん。

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