理想をかたちにした街

米・ポートランドに滞在している友人。
ポートランドは、コーヒーのサードウェーブ・ムーブメント(第三の波)の地。
いくつもカフェやコーヒーショップを巡ったそう。
そしてポートランドにはベジタリアンレストランも多く、
専門のお店でなくても、ビーガンのメニューのチョイスがある。
(ビーガンとは、肉・卵・魚・牛乳、それらの油脂や調味料も食べない主義のこと)

ファーマーズマーケットでは、オーガニックな野菜とお肉が(お肉もあるのね)、
そうではないものと変わらないような値段で買う事ができるそう。

ファーマーズマーケットで山羊乳で作った石鹸を買ったとき、
紙袋に入っていた名刺にこんな言葉があったそうです。
「small, local sustainable farming 」
小規模でローカルで持続可能な農業。
small gatheringsという言葉とともに
globalに替わって「small, localという新たな潮流がきていることを
友人は肌で感じてきたようです。

友人は今日、ポートランド名物?
ブリッジを渡、朝の自転車通勤風景を撮りに行っています。
「マウンテンバイク、タンデム(二人漕ぎ用)、リカンベント(仰向け漕ぎ用)
これ通勤?みんな本格装備でまるで市民レースだよ!」
片道四車線のうち一つが自転車専用レーンで、
バスや市電は自転車を積むことをしっかり考えられた設計という、
エコで自転車乗りには嬉しい街。
公共交通網が発達していて、リタイア後に移り住む人も多いとか。
もちろん車椅子の移動も楽々なのは当然のこと。
全米ナンバーワンの、子育てしやすい・犬と暮らせる・食べ物が美味しいetc…街

なぜこのような街を作ることができたのでしょう。
理想郷をもとめて、多くのヒッピー達が移り住んできたのが約40年前とか。
理想のヴィジョンをカタチにしてきた街なのです。

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