浅丘ルリ子さんと小林旭さんのこんな会話がありました。
かつてカップルだったお二人が長い年月を経て舞台で共演したときの対談です。
「楽しみだった酒もタバコもよくやめる事が出来たね。」と浅丘さんが言うと、
「楽しくないからやめたんだよ。」と小林旭さんは答えます
楽しくないからやめたんだ、という小林さんの一言に、
私は「ああ、これは真実だよなあ」と思ったものでした。
楽しくないからやめるといっても、
じゃあ楽しくない職場をやめましょうとか、
楽しくない結婚生活を終わりにしましょうということではなく、
楽しくないちいさな習慣からやめてみましょう、ということなのです。
結果的に職場や結婚生活を、続けることになっても終えることになっても
より自分らしい自分に出会っているはずです。
ほんとうに自分が楽しい、心地いい週刊とはなんだろう?
頭がそう思っていても、身体や、内なる自分が喜んでいないのなら
それは偽物の楽しい週刊かもしれません。
これは楽しくないなあ、心地よくないなあと自覚して、私がやめた習慣は
髪が寝癖のままでパジャマのまま過ごすこととか、
テレビをつけることとか、
いつまでも機嫌が悪いままでいるとか、
甘いものを食べ過ぎとか、
物であふれた部屋で平気でいるとか、etc
それはもうほんとうに些細なことでした。
しかし、些細なちいさな習慣を変えることが、
大きな人生の流れを変えることだったと身をもって知りました。
それまでは大きな流れを変えようとするばかりで、
ちいさな習慣をないがしろにしていたのです。
じゃあほんとうに楽しいこと、心地いいことを選んでいくと…。
早ね早起き 適度な運動 正しい食生活
もう昔から言われているような習慣に
自然となっていたというわけです。