ちょっと眺めにいこう 心を客観視する力を鍛える瞑想法(前編)

今回は「自分の心を客観視する瞑想法」をご紹介します。
自分の感情や思考を「離れて眺める」感覚を憶えることで、
日常でネガティブな思考のループが続かなくなります。
具体的な方法は次回になりますが、
まずはイメージしやすいように前篇です。

例えば、魚は水の中にいることがあたりまえなので、
水の中にいるのを自覚していません。
水の中から出てはじめて
「わ!水の中にいたの!?」と気がつく。
その後は「いま水の中にいるのか」
「いま水の外にいるのか」自覚できるようになります。

離れて眺める感覚が掴めれば、
渦の中に巻き込まれている時に無自覚に巻き込まれっぱなしではなくなる
「いま渦のなかにいます」と自覚できるようになります。
そんなとき、離れて眺める技術を知っていれば、
「ちょっと眺めにいこう」とまずは脱出して冷静になることができますよね。
ドアップでみていた対象も、離れて眺めてみたら、
案外たいしたことじゃなかったと気づくかもしれないし、
具体的な解決策を探そうという気持ちになるかもしれないし、
渦のなかでは気づかなかった、自分のいろんな本音に気づくかもしれない。

感情と思考から、ちょっと離れてみたり、
それをちょっと超えたところにそれとは違う感覚で、
気づきがふんわり訪れる。本音がやわらかく現れる。

渦に巻き込まれたり、一見マイナスに思えることは、
気づきのチャンスですね。

次回は後編、
心を眺める瞑想法をご紹介します。

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