こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

我が家には10年ほど愛用しているCDラジオがあります。
CDラジオにしては6万円とやや値段が張りましたが、
毎日これだけ使ってこの年月なら十分元が取れたといえるでしょう。

そこで、そろそろ買い替えかなあと思い始めていたら、
CDの読み込みに時間がかかるようになりました。
ああ、やっぱり寿命かなと次を探し始めたら、
CDを全く読み混まなくなりました。
何日もあれこれ試してみましたが全く駄目です。
修理するにも旧型なので修理代もかかりそう…。

私はテレビを見ないので、
これは切実です。ラジオは聴けるけどやっぱりね。
いよいよ買い替えだと次を検討した結果、
音質がクリアで、とても評判がいい国産某社のミニコンポを買いました。
新しいミニコンポのエイジング(慣らし)も済んで、
よく聴くCDを聴いてみたところ、
…やっぱり前ので聴くほうが好きだなあ!
前のは音質がクリアではないけど、なんだかムードのある音だったのね。
いっそう愛着がわきましたが志方ありません。
ふと前の故障したCDラジオにCDをセットしてみた所、
すんなりCDを読み込んで音が出てきました。
今では何の問題もなく使えています。
…これは偶然でしょうか?

今年の夏のある日のことです。
地下鉄にサンダーと乗っていたら、
蝉が突然車内で鳴きだしました。

え?!地下鉄なのになあと思いましたが、
向かう側の終点の途中から地上に出る路線なので、
上りで乗車…というか入ってきて、
こっちの終点で下車…というか出れずに
乗車したままターンしたと思われます。

誰かの肩にでもくっついて乗ってきたのかしら?
なんて思っていたら、
突如蝉が鳴きながらピンボールみたいにとびまわりだして、
車内は軽くパニックになりました。
私の足元に伏せているサンダーは、
蝉が気になるのか顔だけ動かしてあたりを見回している様子です。

こういうときは「来ないで～」と思っていると来るもので、
至近で蝉がパシパシぶつかる音を聴きながら
サンダーと身体をすくめていると
のりかえの栄駅に到着しました。
ホッとしながら下車してホームをサンダーと歩きだしたら、
先ほどの蝉がホームで高らかに泣き始めた!
ここで降りちゃったの～?
もうしばらくしたら車両が地上に出るのに～。
ちなみに栄駅は名古屋の一番の繁華街にある駅で、
地下街のさらに地下にある駅です。
…あの蝉どうなったのかなあ。

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

最近なんだか涼しいですね。
おかげでサンダーとの外出も楽になりました。

夏のあいだは、用事がない限り昼間は避けて
なるべく早朝に外出していました。
気温がまだあがらないうちに、というのももちろんですが、
蝉が一斉に鳴き始める前にという理由もあったりします。

それはもう、お気に入りの素敵な散歩道なんですよ。
季節の折々に漂う花壇の花の香りや、
並木道の緑のドームから、
小鳥のさえずりがきこえたりして、
石畳や土の遊歩道もあったりして、
気分はパリのナントカ通り(知らない)。

でも、夏真っ盛りになると緑のドームからは
蝉の大合唱が大音量で立体的に迫ってくるのです。
何十匹いるんだろう?　もしかしてそれ以上かな?
パリから一転、日本の夏となります。
風情があっていいのですが、
交差点では車の音がかき消されてしまって、
渡るのに一苦労なんですよね、
信号が変わったのは車の流れで判断しているのです。
何度か信号をやりすごしているうちに、
通りかかった親切な人が教えてくれたりします。

なので蝉が一斉に鳴き始める前となると、
当然5時台の外出となりますが、
結構早朝ウォーキングされる人も多くて、
顔見知りというか声見知りの人もできました。
山の登山道みたいに「おはよう」とすれ違いであいさつして気持ちいいなあ。
夏の早朝は独特の雰囲気がありますね。

蝉の鳴き声もしなくなり、そんな早朝に出かけなくてもよくなりました。
なじみのウォーキングの人たちもそれぞれ時間がまちまちになったようで、
あいさつを交わすことも減りました。
蝉に代わって秋の虫が控えめに泣いています。
また来年の夏にお会いしましょう(蝉も)。