私たちは、毎日たくさんの選択と決断をしている。
大統領でも、庶民の私でも、日々同じ数ほどの選択と決断をしているという。
国や世界を左右するような重要事項と、
今日はどの服を着ようかなー、なんてことは、
脳の疲労度でいったら「おんなじ」なのだそう。
さて、取るに足りないことに、選択疲れや決断疲れをしていないだろうか?
机の引出を開けたらいろんなボールペンがいっぱいあって、
これはインクがない、こっちは書き味悪い、景品から使うか…
こんなことでも、脳は選択と決断の一つにカウントするのだ。
この調子でいったら、午後にも脳は疲れがたまって、
選ぶのが面倒になって、目にした物を衝動買をしたり、
普段なら選ばないようなことを、間違って決断してしまったり、
選ぶことも決めることも、ままならなくなったりもする。
…大統領だったら、これは困ったことになるなぁ。
仕事や子育て、勉強や趣味、創作やライフワークなど、
いま自分にとって重要だと思うことにエネルギーを注ぎたい。
大事な場面で、よりよい選択と決断をしたい。
自由な発想や、深い洞察をするために。
そんな人が始めているのが、お気に入りを決めて使うこと。定番化だ。
オバマは大統領の時、紺色のスーツがトレードマークだった。
スティーブ・ジョブズは、イッセイ・ミヤケの黒に近い濃紺のTシャツに、
リーバイス501とニューバランス993のスニーカーがお決まりだったのは有名な話。
ここまで究極に服を定番化をしなくても、なにも服に限ったことでもなくて、
いま持っている物を減らすことでも、脳の疲労度は違ってくるのでした。