サンダーと歩いていたら天気雨が降り出した。
お陽さんと、霧のような雨が同時に頬に当たる。
まだ陽の暖かさより雨の冷たさのほうが勝っているのだけれど、
通りに人も車もまばら、雑煮のおダシの匂いも漂っていたりして、
静かに降り続く元日のお天気雨も、なんだかいい。
雨というのは、空の雲から地上に着くまで10分間かかるという。
なので、地上に到達するまでの間に雲が消えたり流れたりすると、
「出発した時は雲あったけど、
着いた時には、いつの間にか晴れてた」ってことが起きる。
いつの間にか晴れてた
そんな年になりますように。