カップ・ジュビー

モロッコの食とお菓子に魅せられて、
友人がモロッコに旅行中である。

私がかろうじて知っているモロッコは、サハラ砂漠。
知っている地名は、サハラ砂漠にあるカップ・ジュビーくらい。
サン・テグジュペリの自伝的な作品、
「南方郵便機」や、「夜間飛行」、
「人間の土地」に搭乗するので覚えた地名である。

カップ・ジュビー。
…なんて素敵な響き
口にだしてウットリ。
もちろん作品そのものがそうさせるのかもしれないけれど、
これが違う名前だったらこうはいかなかったろう。
砂の海にぽつんと灯る小さな飛行場だ。

友人がこれから向かうマラケシュは、
翠の豊かな美しいところなのだそう。
砂漠だけじゃないのね。
緑の街、マラケシュ。
この響きも素敵に思えるのは、
美味しいお菓子の話がそうさせるのだった。

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