速報 祝!宮城県蔵王連峰の風力発電計画は中止すると関電が発表!

宮城北部の風力発電計画は中止になりました!
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以下はニュース速報

関西電力は29日、宮城、山形両県の蔵王連峰で計画していた風力発電事業(最大9万6600キロワット)を中止すると発表した。景観や野生生物など環境への配慮と採算性を両立できないとして、計画を進めるのは難しいと判断した。
 計画は、最大で高さ約180メートル、直径約160メートルの風車を最大19基建設するもの。関電は5月30日に「計画段階環境配慮書」を関係自治体に示し、両県知事に意見を求めていた。
 宮城県川崎町を計画地に選んだ理由について、関電は風況が良好な点や、付近に送電線と道路がある点を挙げていた。ただ、景勝地の火口湖「御釜」付近から一部の風車が見えることや、動植物の生態系への影響などを懸念する声が地元で続出。川崎町長と、隣接する山形市長が計画に反対する意見書をそれぞれの県に提出したほか、宮城県の村井嘉浩知事も反対の姿勢を明確にしている。
 関電は当初、最大基数を23基としていたが、宮城県の環境影響評価委員会で想定区域に蔵王国定公園が含まれることが批判され、国定公園を対象から外して19基に減らした経緯がある。関電はこの日、北海道伊達市と千歳市での風力発電計画についても、想定区域に支笏洞爺国立公園と重なる部分が多いとして取り下げた。
 二酸化炭素(CO2)の排出量削減に向け、関電は2040年までに国内で500万キロワット分の再生可能エネルギーの新規開発を目指しており、今後の方針に課題を残しそうだ。【井口彩】

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