脳は脂肪でできている②

「血液ドロドロ系」のオメガ6系脂肪酸の油は、
紅花油、コーン油、ひまわり油、菜種油、大豆油、サラダ油などです。
スーパーで安価に売られ、外食・食品・菓子メーカーが使っています。
知らず知らずオメガ6脂肪は食べすぎているので、気をつけましょう。

さらに気をつけたいのは、上記の中で高温下または科学的に大量生産された油は
「トランス脂肪酸」が多く含まれていること。
マーガリン、ショートニングもトランス脂肪酸を多く含んでいます。

このトランス脂肪酸は「いびつな不自然な脂肪酸」で、
体内に入ると、分解や代謝に時間がかかり、
大量にビタミンとミネラルを消費し、疲れやすくもなります。
また、大切なオメガ3脂肪酸が不足すると、
トランス脂肪酸でも細胞膜や脳を構成するようになり、
脳の神経伝達ネットワークにも影響が。
(近年、欧米では規制(または禁止)され、表示義務がありますが、
いまだに日本では規制も表示義務もありません。)

ファストフードやスナック菓子を食べすぎてしまう、
「食べだすと止まらない」ことがあるのは、
まるで「油を食べると、もっと油を欲しくなる」理由は、
それらのジャンクフードには
「大切な良質の油」がほとんど入っていないからかもしれませんね。
また、ビタミンもミネラルも少ない(少なくなる)ので、
本能的に「たくさん食べないと」と、過食してしまうのではないでしょうか。
かつての自分を振り返ると、そう思います。

若くして刑務所に入ることになってしまった受刑者たちの
食生活を調査したところ、
ジャンクフード漬けだったという報告もあります。
もちろん食べ物ばかりが原因ではないとしても、関連はあるでしょうね。

脳は脂肪でできています。
正しく脳を機能させるために、油の質を考えたいですね。

(おわり)

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