欧米ではお弁当のことを、
Bento・ベントウと呼ぶようになってきたそうです。
フランスとアメリカに最近訪れた友人が言っていました。
スシ スキヤキのように、
日本語がそのまま使われるようになったベントウ。
たしかに弁当は欧米の人にとって驚きかもしれませんね。
おかずがいっぱい。
友人によると、欧米のお家のランチバックは、
リンゴが一個とパンとチーズくらいが一般的とか。
リンゴがバナナ一本とか人参一本に替わることがあっても、
毎日とってもシンプル。
というか質素。
なので、海外のトレッキングツアーに参加した日本人は、
「ツアーの弁当がひどい!」と怒ってしまうこともあるそうです。
持たせるパンのほかにサンドイッチもあるようですが、
ヨーロッパのお家のサンドイッチは、
パンにはさむ具が、ハムだけかチーズだけで、
アメリカのお家のサンドイッチはその他に、
パンにピーナッツバターかジャムを塗っただけが一般的なのだそうです。
私も、チャーリー・ブラウンのランチが毎日ピーナッツバターのサンドイッチで、
幼心に不思議に思ったものですが、
別に変でもなんでもなかったのですね。
お昼が質素な分、夕食は家族としっかり食べるし、
皆が集まる週末は、ご馳走をこさえるそうです。
お昼ごはんの文化はそれぞれですね。
以前なにかの文献を読んだのですが、
欧米の持って行くランチが質素なのは、
身分や家の所得で、子どものランチ格差がないように
という配慮もあるという説も。
お弁当がそれぞれ違いはあっても、
お弁当を用意する人の気持ちは世界共通ですね。
私の今日のランチは、出かける母が作ってくれた、
ピーナッツバターのサンドイッチ…ではなく、
トマトとカマンベールチーズのサンドイッチです。