本を読むには 音声読書機編②

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

今回は音声・拡大読書機「よむべえスマイル」についてです。
よむべえは、スキャナーとパソコンが合体したようなマシンです。
印刷物などをスキャンして読み上げるなどの機能があります。

とぼけたネーミングと裏腹に、思った以上の実力の持ち主の「よむべえ」。
書籍や文庫本や、例えば学校などのプリント類は楽勝ですね。
写真の多いものや表組のものは苦手ですが、
そんな時もどんな書類なのかは大体判断がくくので、
それが読みたいものであれば、健常者の方に読んでもらえばいいのです。
音声は女声で、滑らかで聞き取りやすくスピード調整もできます。
操作は、全てテンキーで行うので簡単です。
スイッチやボタン類も、触って分かるように工夫されています。

こんなことができます。
「紙に書かれた文字の読み上げ 」
活字印刷物(日本語・英語)
書籍、新聞や雑誌、役所の通知やチラシなど郵便物
請求書やレシート、通帳
丁寧に書かれた手書き文書
点字の読み上げ
「拡大読書機能(画面接続時) 」
読み込みデータの保存やパソコンとの連携、CDやDVD の再生など

本の音声訳をライトハウス等のボランティアさんにお願いして、
サピエ(音声ネット図書館)にアップしてもらうにも
通常2ヶ月はかかります。
そして家族や友人やヘルパーさんが読んでくれるとしても、
なかなか頼めない時や、頼めない物もあるものです
レシートや通帳などを自分で管理できるということは、
ひいては障害者の自立につながると思います。
自分でできるということが、どんなに心を満たすことか。
そして家族の負担が減ることは、自分も気が楽になります。

使う人の立場で作られていない製品や設備は結構あるもので、
なぜリサーチをしなかったのか不思議に思うこともしばしばです
その点、よむべえはよくできてるなと思ったら、(デザインは頑張れー)
発売のアメディアは、社長さんが視覚障害者の方で、
テクノロジーで障害をのりこえていこうという理念の企業だそうです。

あったらいいなをカタチにする。
かっこいいなあ。

本を読むには 音声読書機編②」への2件のフィードバック

  1.  フムフムさん、こんにちは。
     私は、長年アメディアさんの活字読み上げソフト、
    ヨメールを使用しているのですが、本当に助かります。
     現在、神戸でお店をしているのですが、送られた郵便の確認や、
    専門書籍を読み上げる時に、大活躍してくれています。
     ボランティアさんに読んでもらうにも、専門用語の多い本を長時間
    ずっと読んでもらうのも大変ですし、全盲の私に取っては、
    必須アイテムになっています。アメディアさんには、本当に感謝感謝ですね。
     また、何か注目する書き込みがあれば、コメントさせていただきます。

  2. こんにちは、はじめまして!
    コメントをありがとうございます。

    そうですか!読み上げソフトのヨメールを長年活用していらっしゃるのですね。
    先輩ユーザーさんからの必須アイテムというコメントに、
    やっぱり手に入れてよかったなあとあらためて思いました。
    確かに専門用語が多い本を専門以外の方に読んでいただくのは、
    大変ですよね。読む側と聴く側で
    お互いに申し訳ない雰囲気になってしまったことがありました。
    本当にアメディアさんに感謝感謝ですよね!

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