こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?
前回からの続きです。
私の中では東北が生んだ天才は、宮沢賢治と矢野顕子。
あの頃、そういえば東北への旅のお供は矢野さんの音楽でした。
余談ですが、矢野さんの父上はお医者さんというのは有名ですが
お医者さんだった母方のおじいさまは、
ロシア人の父親と日本人の母親との間に生まれた方で、
三陸沖地震や関東大震災の際の医療活動にも従事されたそうです。
また、矢野さんの母方のご先祖が、会津藩のご家老だそうです。
矢野さんの音楽のワールドワイドな面と、
日本的な面が、なんだか分かる話です。
賢治の「永訣の朝」の中のフレーズ、
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
まるでフリージャズ?言葉それだけで音楽みたい。
そしてアッコちゃん。
アッコちゃんの魅力は即興性です。
クラシックでもなくジャズでも童謡でもない、自由に行き交う音楽。
ステージでは一つとして同じ演奏がないのです。
農村を生き生きと描き音楽が聴こえてくる賢治と、
音楽から日本の原風景が見えるアッコちゃん。
以下はNHKで放映された「矢野顕子さとがえるコンサート」の中から
「GREENFIELDS 」。トリオとは思えぬぶ厚い音です。
「むかしはそこらに穴があって 私もよく落ちたものよ」から始まる歌詞の、
とにかく胸にグッとくる、ファンが大好きな曲です。私も大好き。
イントロから昔はどこにでもあった「なんでもない原っぱ」に連れていかれます。
賢治に勝手に捧げます。
yano akiko GREENFIELDS – YouTube