見ているだけで走った気分になるのはなぜか?

母が先週の名古屋ウイメンズマラソンへ。
もちろん沿道の応援にである。
母は名古屋ウイメンズに毎年出かけているので、
母なりのビューポイントは心得ているようだ。

私は間近に世界トップレベルのマラソンランナーを見たことがない。
母が言うには、
「すごく速い。見てるだけで走った気分」なのだそうだ。
そして、自分が完走してきたかのように、お疲れで帰ってきたのだった。

「Frontiers in Autonomic Neuroscience」に掲載された論文によると、
他の人が運動する様子を見ると、
まるで自分自身が運動をしているかのように、
心拍数などの生理的指標が上昇することが研究で分かっている。

また、感情に関しての調査でも、結果が一致するのだとか。
つまり、感情をかきたてられる映像を見ると、
交感神経活動が刺激されて、発汗が促されることが分かっている。
(フムフムより・これは、テレビやネット画像でも気をつけたいものですね。)

しかし、運動の映像を見たからといって
実際の運動効果に匹敵はしない、とも述べている。
そして「ソファから腰を上げることの健康効果に代わり得るものはない」と。
*以上、「Frontiers in Autonomic Neuroscience」に掲載された論文より

やはり、実際に運動するに越したことはないのね。
運動ができる年代や、動ける身体は本当に貴重なのだ。
さて、ソファから腰をあげて、
サンダーと歩きにいくとしよう。

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