東京は夜の七時

リオ・パラ五輪の閉会式の、東京プレゼンショーで、
ピチカート・ファイヴの「東京は夜の7時」のカバーが流れてきた。
渋谷系世代でピチカートも好きだった私は、とっても嬉しい
10代を渋谷系音楽で過ごしたという椎名林檎さん、
こんなに大きな舞台で、洗練された素敵なショウを…また感慨深い。
そして、「もうひとつの東京は夜の七時」を思う。
なんて偶然なんだろう…。

このピチカートファイヴの曲がリリースされた当時、
リーダーの小西さんのインタビューが、「ポップインズ」誌に載っていた。
矢野顕子さんの初期作「東京は夜の七時」が好きなんですけど、
同じなのはタイトルだけ、ピチカートの世界で作った、という内容だった。

さて、その矢野さんの「東京は夜の七時」は、今から40年前の作品なのだが、
出だしの歌詞はこうだ。
「東京は夜の七時 リオデジャネイロは朝の七時」
…40年の時をこえての偶然が。すごいなぁ。

曲中で他にアンカレッジやカイロやニューヨークの時間が出てくるのだが、
「行ったことないとこ、会ったことない人」に思いを馳せ、
いつか行ってみたいなぁ…で、私の初海外はカイロだった。

「手をのばしてごらん 届いた」
今や世界は近くなった。たぶん心の距離も。

矢野顕子 – 東京は夜の七時 (LP version) – YouTube

(結成前のイエロー・マジック・オーケストラ、
コーラスに山下達郎さんと吉田美奈子さんが)

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