突然ですが質問です。
以下のAとBの図形に、あなたが名前をつけるとしたら、
どっちが「ブーバ」で、どっちが「キキ」ですか?
A・ふっくらモコモコの曲線で囲まれたソフトな図形
B・ギザギザの突起で囲まれたシャープな図形
これは「ブーバ/キキ効果」と呼ばれる有名な心理テストで、
人種・性別・年齢・言語に関係なく、ほとんど大多数の人が、
「Aのモコモコがブーバで、Bのギザギザがキキ」と答えています。
人には、音と図形に類似性を持とうとする心の働きがあるのですね。
脳や感性の研究家の黒川伊保子さんによると、
口腔内の息の速さや、唇の感覚とリンクしているからでは、と。
たしかに、「ブーバ」と「キキ」と発音すると、
口の中で、ブーバはふくよかな膨らみが、キキは鋭利で固い感覚を覚えます。
音から受けるイメージって面白い…。
さて、15年ぶりにひょんなことから、
自分が使っていた打楽器が、手元に戻ってくることに。
あったことすら忘れていたのですが、
もう名前がどっちだったかも忘れてる…。
ボンゴだったかな?コンガだったかな?
そこで調べてみたら、
ボンゴっぽいほうがコンガで、
コンガっぽいほうがボンゴ。
つまり、叩くとボンと重い音がするのがコンガで、
叩くとコンと軽い音がするのがボンゴなのでした。
(あ、ボンゴだ!)