ジョージ・マイケルの訃報に驚く。
昨日もラジオからは、
ラスト・クリスマスが流れていたというのになぁ。
ジョージ・マイケルという名前は本名ではないと初めて知った。
内気な子どもだった彼は、
自分の心の中に、架空のヒーロー「ジョージ・マイケル」を育てていた。
架空のヒーローなしではいられなかったまでの内気さだったのだ。
そしてワム!のデビューから「ジョージ・マイケル」を生きることになったという。
ああ、そうだったのか。
ソロアルバム「Faith」を、ほんとよく聴いていた私は、
その後の彼の諸々に、「これほどの才能なのに…」と残念に思っていた。
ハードなルックスから、ナイーブさが強烈に感じられたのも不思議だった。
心の中に理想の自分を創り育てることはいいのだけれど、
彼の「内気なヨルゴス(本名)」は、ひとりぼっちになっていやしなかったかな…。
いや、アルバム「Faith」のサウンドは、
内気なヨルゴスが見え隠れしていたような。
CDは、二度の下宿の引っ越しで行方がわからない。