私はジャガイモが野菜の中でいちばん好きなのだけど、
どれくらい好きかというと、「主食にしてもいい」くらい。
実際、今も昔もジャガイモを主食にしている地方もあって、
世界の越冬する国の人には、頼もしい主食級の野菜。
満腹感があって、カロリーは米の半分。
成分はデンプンが主、カリウムと鉄分も豊富で、
そしてジャガイモには、冬に大切なビタミンがいっぱい!
まず、ビタミンC。
体内でまんべんなく使われるビタミンで、不足すると疲れやすくなる。
むかし船乗りを壊血病から守ってきたジャガイモ、
長い航海には必ず、保存のきくジャガイモを船に積んだという。
そして、こんなビタミンB群も豊富。
B1はエネルギーを生む力、
B2は新陳代謝を高め、
B6は神経を安定させる。
B群はいわば「元気ビタミン」で、
私は元気がないとき、ポテトを知らず知らず選んでいることに気がついて、
なるほどと思ったのでした。
冬はビタミンCとB群が消耗しがちです。
どうも元気がない、風邪ひきや疲れが続く、
お肌の荒れや乾燥が気になる、口内炎ができている
これは、ビタミンCやビタミンB群が不足しているサインです。
たとえば、ジャガイモの入ったポトフやシチューなどを召し上がって、
お腹から温めてお過ごしください。