アイメイトのサンダーと一緒にいると、見知らぬ人からよく声をかけられる。
「はじめて見たものですから、話をきいてもいいですか?」
そういう人はたいてい、こちらの安全をみはからって声をかけてくれる。
今の時期くらいだったか、それとも桜の頃だったか、
名古屋駅の地下にあるショップで、パンツのお直しをしてもらっている間に、
北海道からやってきたという、旅の途中のナイスミドルに声をかけられた。
本土はあたたかいので、着てきた服が暑くてね、
たまらず妻と店に飛び込んだんですよ、と。
そして、こうおっしゃる。
「あの恥ずかしながら、私はじめて盲導犬を使っている人を見たのです。
会社の若い者に話をしてやりたいので、っちょっと聞いてもいいですか?」
こんな申し出はうれしい。互いの待ち時間に話をした。
この人は会社の若い人思いなんだなぁ。やりとりをして伝わってくる。
着替えを済ませた奥さんとも話をして、「それじゃあ」と去っていったのでした。
そして、のんびりムードの休日の公園でのこと。
母と散歩をしていたら、見知らぬ人から声をかけられた。
「え?! 盲導犬?ほんと? えええ!
あのさ、言うこときくんだってね? 噛まないってほんとかい?」
はじめて盲導犬をご覧になりました?と私が聞くと「ウン。」
うわああ、俺、はじめて見たものだからさぁぁ…。
ドーナツを肴に一杯やってるオジサンが、目をまんまるにしていたそうだ(母談)。
そりゃ驚いちゃうよねぇ~。(かわいいね)