野球に疎くなった私だけれども、
今でもイチローは大好きだ。
何年か前に、5分くらいのイチローのテレビシリーズ番組があった。
一問一答形式で、ゲストとイチローが答えるのだけれども、
ゲストの中村獅童さんの回が印象的だった。
「満足することはあるか?」の問いに、
「満足することはない」と即答した獅童さんに、
イチローは「うへぇー」という顔で驚きながら腰かけていたソファにのけ反って、
姿勢を戻して、こう言った。
「僕はいちいち満足したい」
私はイチローの反応にハッとした。
ひとつひとつ、コツコツと、
その達成に「やったぁ」と歩を進めていたら、
気がつけば「こんなに遠いところ」に来ていた、ということなのか…。
道のり(プロセス)を楽しむことにおいても、
「天才イチロー」なんだなー、と思ったのでした。