サンダーが窓際で日向ぼっこするようになった。
夜は、フローリングよりもドッグベッドや敷物の上で眠っている。
秋がやってきたんだねー。
私は麻のシャツと綿のシャツを入れ替える。
10年間まいにち、日記をつけていた。
日記といっても手帳にチョコチョコっと、
その日あったこと(食べたもの)を書き込む程度だったのだけれども、
枚シーズンで必ず書き込むソレがあった。
暮らしていた猫と私の関係である。
猫が私の布団の中から出て寝るようになったら春で、
猫が布団に寄りつかなくなったら夏で、
猫が布団の上に戻ってきたら秋、
猫が布団の中に入ってきたら冬なんである。
これが旧暦並みに当たるものだから、
季節の到来は猫判断とするようになった。
今は犬判断、今日はサンダーの「日向ぼっこ はじめました」の日だ。
秋は嬉しかった。
鮭が河に戻ってくるように、
猫がアタシノ布団に戻ってくるんだから。
そして今でも秋は嬉しい。(冬はもっと嬉しい)