台風一課の敬老の日、
母とサンダーと、近所のチョコレートカフェでランチ。
「スイーツ親方」の芝田山親方が、テレビのロケで来たこともある店だ。
コラムニストの中野翠さんの「大乃国様ハラハラ日記」を読んで、
錦絵のような姿に、ガチンコ相撲の大乃国が好きになった。
エプロン姿でスポンジ焼いてロールケーキ巻く親方を見た私は、
驚いたような、嬉しいような、思わずテレビに向かって手を叩いていた。
横綱の時は、無口で生真面目な印象でいらしたので、
お喋り上手で茶目っ気たっぷりな素顔にも驚いた。
その立場や役割のために、素顔全開とはいかないこともあったろうけど、
立場や役割を生きるうちに身に着けた要素が、
人の魅力の幅や奥行になっていくんだろうな。
いや、もともと人は多面的な要素があって、
歳や経験を重ねて、「あら、こんな私が?!」と掘り出されるのかも?
さて、敬老コーナーに差し掛かりつつある母だが、
敬老の日は他人事といった感じだ。
でも、「お祝いにランチ行く?」と私が誘うと、
行く!
と、いつも二つ返事なのでした。