自然はいい。
…と分かってはいるけど、
自然の中に行くなんて、時間も労力もかかるし…。
そんな人には朗報かもしれない。
カナダの研究によると、
5分、自然に身を置くと、
人の気分は良くなることが分かった。
・出典(英文)
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/17439760.2018.1557242?journalCod
e=rpos20&
研究チームによると、
5分でも、それ以上の15分でも、
気分が良くなる効果は変わらなかったという。
しかも、気分を良くしてくれる自然は、
たとえば、近所の公園の木々や、並木道、庭先の植物など、
「ほんのささやかな自然」でも良いそう。
小さな公園のベンチに座って5分、
それだけでも気分を上向きにするには有効だったのだ。
…へーぇ。
そういえば私、並木道を歩くだけでも気分は晴れてる。
しかも、たったの5分でいいなんて、ハードルが低くていいね。
「1時間歩く」と思うより、
「5分歩く」と思う方が気が楽だし、始めやすい。
5分やったところで「じゃ、もすこしやろう」なんて、
散歩でも掃除でも宿題でも、よくある話だ。
「やりはじめるとヤル気が出てくる」という、作業興奮が脳にはある。
人間は、そういうふうにできている。
話を戻そう。
面白いのは、たとえ屋外へ出られなくても、身近に緑がない時も、
自然を想いだしたり、イメージするだけでも同様に、
気分が上向きになることが分かったのだ。
イメージの力ってすごい。
人間は、そういうふうにできているのだ。
自然が人間に及ぼす影響は計り知れないものがあるのだけれど、
謎解きをする研究が追い付いていないのが現状のようだ。
自然も、人間も、
「そういうふうにできている」ことしか分からない存在なのだった。
(なんて素敵)