「カーペンターズのヒットを作った男~ロジャー・ニコルスの軌跡」

こんにちは、フムフムです。
お正月もそろそろ終わりといったところでしょうか、
いかがお過ごしですか?

年末年始に楽しみにしているのが、
NHK-FMラジオの特別番組です。
今年は二夜連続で、
アメリカのソングライターのロジャー・ニコルスの特集プログラムがありました。
番組名は「カーペンターズのヒットを作った男~ロジャー・ニコルスの軌跡」。

Carpentersの世界的ヒットのなかの、
“Rainy Days and Mondays” (邦題は「雨の日と月曜日は」)
“We’ve Only Just Begun”(邦題は「愛のプレリュード」)
以上の二曲は、ロジャーの作曲によるものだそうです。
ある年代以上の方には
「昔のネスカフェのCMソング」を思い出していただければ、
ああ、アレね! あの感じ!とお分かりでしょうか?

番組を聴いていると、マニアではない私ですら、
「あー、この素敵な曲、聴いたことある!」という曲多しでした。

ロジャー・ニコルスの曲は、夢心地だ。
洗練されていてコクもある。

しかし、ロジャーのリーダー作品で唯一のアルバムの
「Roger Nichols and the Small Circle of Friends (1968)」は、
1968年リリース当時は本国ではほとんど話題にならなかったそうで、
そののちロジャーは、
俳優でシンガーのポール・ウイリアムズとのソングライティングコンビ
(ポールは作詞)で、
カーペンターズやモンキーズの大ヒットを生み出していく。
しかし二人のコンビは長く続かず、
やがてロジャーは表舞台から姿を消してしまう。

しかし、海を超えた日本では
細野晴臣さんや山下達郎さんらが愛し続けていた。
その後、90年代の渋谷系・ソフトロックムーブメントに
このアルバムは多大な影響を与えることになる。
私は渋谷系が大好きだったので、
間接的にロジャーにお世話になっていたことになるのね。
私が生まれた年にリリースされたアルバムに、である。

「ロジャー・ニコルス
美しいメロディーを書きたい時、
彼の名前を頭のなかでおまじないのように呟く」
とは、PIZZICATO FIVEの小西康陽さんの言葉だ。

ロジャーがアルバムリリースから40年も経って、
日本に初来日した時は、
たくさんの人が彼に会いにきたという。
そして、日本の多くのファンの後押しで、
ファーストアルバムから40年以上の時を経て、
二枚目のアルバムをリリースしたそうだ。
…なんだか、いい話です
こういうのをエバーグリーンというのかな。曲も時間も。

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