オキシトシンをかんがえる

最近よく耳にするようになったオキシトシン。
オキシトシンとは、脳内ホルモンのひとつ。
コミュニケーションの障害を改善するのではないかと、
医学のみならず心理学でも研究が進んでいるのです。

このオキシトシンの出る量と、脳がそれをキャッチできる器の数は、
遺伝や、乳幼児期の母子関係の影響があると言われてはいますが、
遺伝だから、過ぎてしまったことだからと、
あきらめてしまうことは全くないそうです。
出る量や、キャッチできる器の数がもちろん多いにこしたことはありませんが、
なんと、オキシトシンは後から増やすこともできるホルモン。
人や犬猫などのペットとのスキンシップや、
温かな人間関係を育むことで
脳内に出る量が増えることが分かってきました。
タッチセラピーやドッグセラピー、
自助グループやカウンセリングなど、
肌のふれあいや心のふれあいが、
なぜ効果があるのかが科学的に分かってきたともいえるでしょうね。

このオキシトシンの素敵なところは、
やさしく触れられた側はもちろん、
やさしく触れる側にも、脳内に出る量が増えるところ。
たとえば、ささやかな親切をしたあとは心にちいさな灯りがともるような
ほんわかとしたなにかが、じわーっと長く続くことはありませんか?
それがオキシトシンというものだそうです。

他者とのつながりのなかで、人は癒される。
そんな素朴でたいせつなことをオキシトシンが伝えてくれますね。

*カウンセリングルーム・フムフム Webサイト

http://hum-hum.jp/

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