色眼鏡

日本の離婚率は、三組のカップルのうち一組と言われています。
メディアで取り上げられたり、日常の話題にしたりします。
しかし、これはよく間違えやすいのですが、
「その年の新規婚姻届数と、その年の離婚届け数」です。
え? これって正しい離婚率といえるの?

たとえば、こんな正しいとは言いきれない何かを
鵜飲みにしていると、本当のことが見えなくなります。
まるで色眼鏡をかけて眺めるようなものです。

色眼鏡とは「先入観」のことです。
先入観は、時に差別や偏見に、
また、美しい誤解というものになったりします。
そして、どちらかの反動で、振り子が逆に振れていることもあります。

ありのままを素直に見るためには、
頭のなかの「理性のおしゃべり」を続けない、
つまり、意味づけや解釈や連想を続けないこと。
意味づけや解釈は
先入観だったり、過去の経験や知識だったり、思い込みだったり、
けっこう曖昧なものを寄せ集めしていたりします。
不確かで過去のことをグルグル連想していたら
それはもう、現実からどんどん離れていきますよね。

日常でどことなく、しんどさを感じているとしたら、
自分の色眼鏡をチェックするベストタイミングです。
「私は色眼鏡をかけていない」という
最強の(最悪の?)色眼鏡があることもお忘れなく。

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