カテゴリー別アーカイブ: お片付け

ワックス日和

きのうは家のフローリングのワックスかけをしました。
窓を開け放しても心地いい、ワックス日和です。

私がクリーナー剤で雑巾かけをした後、
母がワックス液をクイックルワイパーに浸して、スイスイとワックスかけします。
昔に比べると今のワックスかけは簡単ですね。
においも少ないし、拭き取りがいらなくて楽です。
ちなみに、犬猫の肉球の滑り止め効果のある、
床を舐めても安心なワックスを使っています。

楽になったのは、それだけではありません。
7年間のお片付けと、引っ越し後の整理で、
以前に住んでいた家の荷物が10分の1になりました。
引っ越しをして部屋の数も減りました。
ワックスかけも日々の掃除も楽々です。

荷物が10分の1になって不便化と思いきや、
そんなことはなくて、むしろ快適。
そして掃除のし易さだけでなく、
他にもメリットがありました。

お片付けで幸運が 我が家の片付け物語②

10年前の中越地震をきっかけに始まった、我が家の片付け物語。
お片付けはそれから7年続き、
7年後には、岐阜県から名古屋に一家で移り住むことになります。

これは名古屋に引っ越すことを目標にお片付けをしていたのではなく、
お片付けをしているうちにいろんなことが身軽になって
ポンと移っちゃったというのが正しい。
なにしろ「名古屋に住もうか」と話し合った翌日には、現在の住まいを見に行き、
その晩から引っ越しの荷造りと家を売る準備が始まり、
ご近所さんたちに驚かれるくらい早々と名古屋に移り住んでしまったのです。

いちばん驚いたのは私たち家族かもしれません。
緑の豊かな郊外の、住み慣れた持家です。
お片付けを始めた当初は、まさかこの家からお引越しすることになろうとは、
家族の誰も思いもしなかったでしょうね。

しかし日本の昭和に造成された新興住宅地の多くがそうであるように、
世帯が高齢化し、団地のあちこちに空家が目立ち始めていました。
いつまでも売り看板が掲げてあるお家や、
何らかの事情で住人だけが居なくなり、
住んでいた気配を残したまま時が過ぎていくお家も。
車がないと不便な土地で、父も車の運転はいつまでできるのかは分からない。

「宝くじが当たったら名古屋に住もう」と家族で冗談で言っていたものでした。
実際に賞金50万円の宝くじが当たったのですが、
(片付けると宝くじが当たったりするんですよ)
それは家の塗装代に充てました。
引っ越しのひの字もなかった半年前の話です。
いかにそんな考えが微塵もなかったかが分かります。
しかしこの塗装で外観が生まれ変わった家は、すんなり買い手がつきました。
築36年の木造の日本家屋で、
敷地には駐車場を作っていませんでしたので、条件も不利な物件です。
不動産屋さんが後に「まさかこんなに早く売れるとは思っていなかったです。
正直うれるかどうかも…。」と驚かれるほどのことでした。

(シリーズ続く)

こんなにあったのか! 我が家の片付け物語①

今日で新潟県中越地震の発生から10年。
私は当時岐阜県に住んでいたのですが、けっこう揺れを感じました。
発生直後からテレビは地震速報番組に切り替わり
刻々と明らかになる被害状況を伝えていました。
時おり余震も感じるなかテレビに見入っていると、
突然「片付けよう!」という強い思いが自分の中から沸き起こりました。
いてもたってもいられなくなり、納戸のふすまを開けます。
当時は両親が建てた一軒家に住んでいて、
押し入れや納戸など、収納スペースがたっぷりありました。
そのため、中にはたっぷりあふれんばかりに荷物がぎっしり入っていたのです。

「ここからだ」と納戸から猛然と荷物を取り出します。
新築したころに買った電気毛布や電気アンカはコードが断線しています。
一時期4人家族が、それぞれ仕事や学業のために別々に暮らし、
また一斉に生活用品とともに帰ってきたことがあり、
炊飯器やオーブントースターなど、いろんなものが複数個出てきます。
「こんなにあったのか」と、「こんなのあったのか」です。
出してみないと分からないものですね、
すっかり所有していたことすら忘れていた物がたくさんありました。
こうしてこの日から、我が家の片付け物語が始まったのでした。

(シリーズ続く)

台風とお片付け

台風19号が接近していますね。
低気圧が近づくと体調が変わるだけでなく、
なにげに行動も変わるものです。

私の場合は、お片付けや整理整頓が始まります。
低気圧で、気分がそわそわするからかしら。
無意識に始めているみたい。
終わった頃には、体調や気分が回復しています。

これに気がついてからは、
体調がいまいちとか、なんだかそわそわモヤモヤするなあと思った時には、
5分くらいで終わる範囲で(例えば引出一個)整理したりしています。
逆にどんと片付けをしたくなったら、自分の心境や思いに耳を傾けてみます。

…ということで今日もやっぱりお片付けしていました。
どうやら母も何やら片付けしていた気配が。遺伝?

お片付けは過去を優しく完了してくれる

新しく手に入れた「よむべえ」で書類の整理。
「よむべえ」とは音声読書機のこと。よむべえに読んでもらって仕分けをします。
目が不自由になるにつれ書類の整理が徐々に難しくなっていましたが、
よむべえのおかげで、サクサク整理できました。

その結果、分厚いファイル二冊をまるごと廃棄処分に。
このファイル二冊は、いわば私の16年分の足跡のようなもので、
難病指定の網膜色素変性症の診察と診療の記録です。
当時は厳選に厳選を重ねて残したはずの書類が、
どさーっと、全てゴミ箱行きとなりました。

これが辛い作業かといえばそうではなくて、
妙にサッパリとしています。
この時期は辛かったよねー、 マル。
みたいな。

お片付けは過去を優しく完了してくれる。
お片付け好きの私はそんな体験はいくつかしてきましたが、
今回つくづく実感しました。

お片付けが心に及ぼす影響は大きいと思います。
自分の体験も交えながら、
片付けの効用などを今後も不定期に書いていきたいと思います。