好きの反対は嫌いではなく無関心?①

好きの反対は嫌いではなく、無関心である。
よく言われるこの言葉、
どうも釈然としない人は多いでしょう。

言葉の上では、「好き」の反対は「嫌い」ですが、
人の感情はそうではないのです。

大好きだった人が大嫌いになったり、
大嫌いだったひとが大好きになったり。
心理学では、好きと嫌いは紙一重なので、
たとえば、小学生の男の子が、
好きな女子にわざといじわるしたりとか、
そんな意味不明なことが起きてしまうのですね。

好きという感情も、嫌いという感情も、
どちらも強い情動です。
情動がないのが無関心です。
なので、好き(嫌い)の反対は無関心なのですね。

けんかするほど仲がいいなんて言いますけど、
無関心でいられるよりは、
怒られたり嫌われてでも情動を受け取りたいものなのです。
なので、無意識に怒られるようなことや嫌われるようなことをしてしまう。
(詳しくは過去の記事「コントロールドラマ」をご参照ください)
しかし、そんなマイナスな気をひく方法も、やっている本人もしんどいので、
よりよくつきあう方法を学ぶ手助けが心理学です。

(続きます)

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