ここがどこなのか

アイメイトのサンダーと歩いていて、道に迷ってしまいました。
「あ、しまった」と気づいて立ち止まって、
しばらくの間、車や電車の走行音がどちらに聴こえるのか、
現在地を判断する音を聴いていました。

こんなときは「分かるまで動くな」。
たとえば、慣れた低山でも、吹雪でホワイトアウトして遭難するようなもの。
ビバークして吹雪が止むのを待つのだ。
吹雪の時は動くべからず。(吹雪じゃないけどね)

何がおきたのか、ここがどこなのか、止まって考えていたら、
女性が走り寄ってきて声をかけてくれました。
私とサンダーが、あんまりにも動かなかったので心配して来てくれたのだとか。
よしもとばななさんが「道ゆく人が親切で感動した」と書いていた名古屋。
私も「そうかもしれない」と思います。ありがたいです。うれしい。

親切な女性に現在地を教えてもらって、
なぜ方向が分からなくなったのかも分かりました。
頭の中と、実際の道のりがずれていたのです。
しかし私の頭の中では「そのつもり」なものですから、
すぐ気がつけないものなんですね。

 迷う筈のない所だったのですがね、
いま新たな歩行ルートを開拓しているので、こんなこともあるわけです。
迷って間違えてリカバリーして、私のなかに「新しい地図」ができていきます。

しかし日が暮れかけてから新ルートに出たのも良くなかった。
この時期は、あっという間に日没になりますからね。
逢魔が刻の前に下山しなさい、ですよ(山じゃないけどね)。

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