ファイアー!ロースター!マシュマロ!

マシュマロの話。
昔読んだアメリカのキャンプクッキングブックに、
デザートに焼きマシュマロが載っていました。
レシピは「串に刺したマシュマロをたき火であぶる」
たき火にお芋ではなくマシュマロか~。
野性的というか原始的というか、ただそれだけなのだけど、
なんとも憧れだったのです。

実際にトライしようとしたことがあったのだけど、
日本で売られているマシュマロは串刺しするには小さい。
串に刺したら、紅白の餅で作った正月飾りみたいになりそうで、断念しました。
マシュマロってメレンゲとゼラチンでできているから、
火であぶると溶けちゃうかも?
このレシピはマシュマロの大きさが肝に違いない。
その後アメリカを旅行した時に、スーパーで現地サイズを見たら、
これなら串に刺せるよねという、
日本のマシュマロよりも一回り 大きいマシュマロでした。

でもしかし、そんなものではなかったということを最近になって知りました。
コストコで「ファイアー・ロースター・マシュマロ」を買ってきたのです。
串に刺して直火であぶって食べる仕様の専用サイズ。
これが…。想像をこえていましたよ。
縦5センチ×直径5センチ。ちょうどドアノブサイズといったところでしょうか。
日本のマシュマロサイズの10倍かそれ以上ありそう!

さて。マシュマロは美容効果があるそうです。
主な原料のゼラチンは、体内で分解されてコラーゲンとして吸収されるので、
お肌にいいそうです。
マシュマロ10粒で、一日のコラーゲンが補えるとか。
(このファイアー・ロースター・マシュマロは一粒でいいってことですね。)

ちなみに友人によると、
アメリカには「スモア」なるマシュマロデザートがあるのだとか。
パイ皿(耐熱皿)にマシュマロを敷きつめてオーブンで焼く。
焦げ目がついた熱々のトロトロのマシュマロを、
グラハム(全粒粉)ビスケットやクラッカーでディップのようにすくって食べる。
キャンプやBBQでは直火であぶった熱々のマシュマロを、
グラハムビスケットでサンドして食べる。
板チョコもはさむと、焼きマシュマロの熱でチョコも溶けて美味しいそうな。
まさにサムモア(もっとちょうだい)なスモア、
アメリカでは定番BBQメニューなのだそう。

「マシュマロを焼いて焦がさずにはいられないのね、アメリカの人は。」と友人。
ファイアー・ロースター・マシュマロの「尺のおかしい大きさ」は、
そんなニーズから生まれたのですね。
日本食と和菓子の繊細さも好きですが、
アメリカンクッキングの大雑把さや大味も、
私はこよなく愛しているのです。

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