お別れがギクシャクするのはセンチメンタルなだけじゃなかった

お世話になっている鍼灸院のスタッフのひとりが、
今月いっぱいで別のお店に転勤することに。

私はこういう転勤や離職の送別の場面に、
少々というかおおいに困っちゃう。
どうもミョーにギクシャクしてしまうのです。

思いだすだけで顔から火を噴きそうなエピソードは、
お世話になった側なのに、
お世話した口調になっちゃったこと。
瞬時に気づいて、もう気まずかったです。

ただでさえお別れがセンチメンタルでたまらないのに、
こんな場面の気持ちの空回り感はさらにセンチメンタルになります。
あーあ、モヤモヤするなぁ。

…まぁいいや。
そのスタッフさんを思いうかべてみるとしよう。
店のいちばん長い期間のスタッフ(若いけど)さんで、
ほんとムードメーカーだったなぁ。
じいちゃんばあちゃんの接客のやりとりを聴いていて何度爆笑したことか。
施術中のおしゃべりも楽しかった。
まさか他の店に移るなんて思っていなかったから、
あたしはビックリだよ。
ほんと転勤だなんて残念。
さびしいのう。
…あ、このまんま言えばいいのか。
そして言ってスッキリしました。

そういえば、こんな場面が苦手なあまり、
お別れにふさわしい言葉を探すばっかりで、
相手を思い浮かべてなかったなぁ。
その姿を描写しているうちに、あとは自然と気持ちが言葉に乗るものですね。

きちんと言えたスッキリ感で、
新しい店でもがんばってね、と言っていたのでした。

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