朝早くにラジオを聴いていたら、
シジュウカラとヤマガラの鳴き声の聴き比べをしてみよう、
という、初心者向けバードリスニング講座が流れてきた。
街や住宅地に棲むシジュウカラと、
山に棲むヤマガラ。
どちらもスズメに似た、親しみのある野鳥。
さて、鳴き声の違いはというと、
シジュウカラは「ツピ ツピ ツピ」と鳴き、
ヤマガラは「ツツピー ツツピー」と鳴くのだった。
同じツとピの音で鳴くのだけれど、
街に棲むシジュウカラが早口で、
山に棲むヤマガラがゆったりしてる。
街のリズムと山のリズムの違いなのかしら?
「おしゃべり」のテンポの違いが面白いなぁ。
ラジオを聴き終えてサンダーと散歩に出かけると、
シジュウカラが鳴いていた。
おー! さっきのツピ ツピ ツピだわ。
いたの?!(いましたよ)
なんだか新鮮に驚いてしまった。
区別がつくようになると存在を発見するなぁ。
今までみーんな、「小鳥のさえずり」の一緒くたになっていた。
さすがに聴いてそれ!という、
ウグイスやカラスやキジバトやヒヨドリは分かるけど、
スズメやシジュウカラやメジロは、
みんな「ッチュンチュン」にしか聴こえていなかったのだった。
さて、シジュウカラが分かると、
スズメが一層スズメと分かるようになるもので、
そしてメジロが「チルチルミチル」と鳴くことを知ると、
じゃあ、この「ツーィー」は誰なの??
バードリスニング初心者には発見がいっぱい。
なんだか自分の心の色模様を観察するみたい。
いたの?!(いましたよ)
新鮮な驚きも、また同じだったりします。