(口腔内の話ですので、
食事中の方は閲覧注意なさってください)
ある日の出来事。
朝食を食べている時、口のなかにポチッと、
粟つぶサイズのデキモノがあることに気がついた。
それは数時間でプックリ膨らんで、
飴玉サイズに大きくなった。
お昼ご飯を食べている間にも、普通の飴玉サイズから、
大玉の飴玉サイズにグングン大きくなった。
口の中半分で大玉の飴玉をしゃぶっているみたい。
喋るも食べるも支障はないけど、邪魔だなぁ。
病気だったら?なんて考えると少し心配になってきた。
午後から最寄りの病院で診てもらったのだが、
ただの血豆(良性の血腫)だったのでした。
切開をしなくても自然に吸収するからね、と、
診察はすぐに終了し、ドクターと犬談義をして帰って来たのだった。
ふと、「はみ出している」という言葉が浮かんだ。
っちょっぴり私から「はみ出しちゃった」だけで、
私の一部に違いないよなぁ…。
すると、妙に納得したような、
どこかホッとしたような気分になったのだった。
ドクターは、自然に吸収されると言っていたけど…。
ねぇ、はみ出し屋さん。ちょっと日数かかるの?
血豆を噛まないように、口の片側で晩御飯を食べていたら、
しゅるるる
と瞬時にその血豆はペッタンコに。
血豆は破れることなく、
一瞬で、中の血は毛細血管に吸収されたのでした。