昨日は近所の荒子公園へ、
中川区の消防団連合観閲式を見に行ってきました。
お目当ては、名古屋市消防音楽隊の演奏だったのですが、
消防団について知らなかったことがいっぱい。
地域で防火・防災、時には消火活動する消防団さん。
名古屋市は小学校区ごとに消防団があり、
ここ中川区は24もの消防団があるのだとか。
伊勢湾台風を経験した名古屋は、防災意識が高いのです。
驚いたのは大学生で結成された大学別消防団があること。
三分の二が男性の学生さん、三分の一が女性の学生さん。
本業や学業をされながらの日々の活動、本当に頭の下がる思いがします。
(学生消防団は火災出動はないそうです)
そして全国に拡がる、消防団のマイスター制度は、
ここ名古屋市中川区が発祥なのだとか。
ちなみにマイスターとは、職人のなかでも親方や名人のこと。
消防技術と、救命に熟知している団員を各団が推薦し、
講習でさらなる高い技術を学んでもらい、
他の団員さんたちに技術を継承する「マイスター」になってもらうもの。
技術だけでなく、より「言葉で伝える力」も大切にした内容になっているそうで、
モノづくりの街ならではだなぁと私は思ったのでした。
ちなみに中川区は、名古屋の中でも小さな町工場が多い地域。
サンダーと街を歩けば、木工所や鉄工所があちこちに。
おそらく工場の親父さんが消防団員だったりするのかな?
観閲式のスピーチで河村たかし市長が、
団員さんたちにしきりに「地域の宝だで!」と言っていた。
そうだそうだ、まさに宝だなぁ。
さて、名古屋市消防音楽隊。
これも国内初のことなのですが、(名古屋は国内初がけっこうあるなぁ)
名古屋の企業であるポッカが、この音楽隊の命名権を買う提案をしたそうで、
その名も「ポッカレモン消防音楽隊」と言うのです。
提供する衣装の色は、もちろんレモンのイエローとグリーン。
なんかいいなぁ~。(ポッカレモンは来年で発売60年!)