幸せホルモンとか、愛情ホルモンなんて呼ばれることもあるオキシトシン。
この脳内ホルモンは、人や動物との触れあいで分泌されることが知られている。
このオキシトシンの素敵なところは、優しくされた側、優しくした側、
どっちにもジワーーと穏やかな幸せ感が続くこと。
このジワーで、心が安らぐようになったり、
ストレスで傷付いた心臓が元気になったりする。
オキシトシンは、ストレスから心と身体を守り、健やかに保つ働きがあるけれど、
実は、ストレスホルモンのひとつなのだとか。
ん? 一体どういうことなのか?
オキシトシンは、ストレスのかかった時に分泌され、
優しくしたい、優しくされたいという思いになる。
さびしいとか、分かってほしいなとかもね。
つまり、ストレスがかかった時は、
人に助けを求めたり、人を助けるよう仕向けているってこと。
そこで、人に優しくしたりされたりを実行すると、
よりオキシトシンの働きが強まっていく。
じゃあ、どうしたらいいのかと言えば、こんな身近な日常だ。
ストレスを感じている時、
家族や友人と、穏やかな時間を過ごしたり、
人に話を聴いてもらったり、話を聴いてあげたり、
見知らぬ人に小さな親切をしたり。
犬や猫のペットを可愛がったり。
セルフマッサージもいいね。自分に優しく接してみよう。
先に、オキシトシンはストレスホルモンのひとつだよ、と書いた。
一見マイナスに思えるストレスだけれども、
自分や他人に優しくなったり、助け合ったり、それで心と身体が健やかになる。
悪者だとばかり思っていたストレスが、友達みたいに思えてくるね。