昼下がりに、サンダーと並木道を歩く。
カラコロと何かが近づいてくる音がして止まったら、落ち葉だった。
秋の落ち葉は、愉快なイタズラっ子みたいだ。
大きな枯葉がベタと、
私の顔やサンダーの頭に見事に命中したりもする。
落ち葉掃きをしているご町内のオジサンに、
顔見知りらしきオバチャンが、
「葉っぱが落ちるあいだはイカンねー」なんて、
のんびりした口調で話しかけている。
オジサンは箒とチリトリを動かす手を停めて、
「いやもう、ほんとイカンのだわー」と、
同じくのんびりとした口調で答えていた。
掃いた次の瞬間に落ち葉が降ってくるのよね。
やっぱり、落ち葉はイタズラっ子だな。
今日は季節外れの陽気で、
Tシャツにネルシャツという薄着だったのに暑かった。
マフラーを巻いて、
ダッフルコート着て歩くのは、いつになるやら。