新しい春 新しい年

明日は節分、明後日は立春。
太陽の運行が基になっている二十四節季の立春を境に、
ぐーんと陽の光が増してくる。

しかし、春が始まるってことは、冬がピークだってことで、
節分は、冬の大クライマックスだ!
紅白のフィナーレみたいに盛大に豆を投げまくって、
次の日の立春に、新しい春がやってくる。

一方、新しい年の始まりと言ったら旧正月。
しかし、この旧正月、年によってバラバラなんである
旧暦は月の満ち欠けを基にした暦なので、
一か月が29か30日、一年が354日くらいの計算になる。
ということは、太陽サイクルだと一年が365日だから、
どうしたって毎年10日ほど、三年で一か月分がズレてしまう。

そこで三年に一度の割合で、
一か月分の「うるう月」を足した13ヶ月の年を作る。
その「うるう月」が季節のどこに入るのかってことが、
私にはさっぱり見当がつかないし、謎なのだけれど、
しかも、旧暦の通りに、その季節が実際に長かったり短かかったりするので、
私はもう驚いてしまって予言?魔法?って思うのだけれども、
適当に「うるう月」をここに入れとけ、じゃなくて、
何千年分の統計から編み出した科学的データだから、予言でも魔法でもないのだ。
昔の人って凄いなって思う。

さて、今年の旧正月は二月五日だ。
三日が節分、四日が立春なので、
今年は、春のスタートと新年のスタートが近い。
ということは、「二つの大晦日」がダブルなわけで、
夜明け前がいちばん暗いように、
旧暦の年末にあたる今年の一月は、嫌な事件のニュースが続いた気がするし、
もしかして、心身の調子がイマイチだなと思う人は多かったかもしれない。
人間も自然の一部なので、
自然のリズムに沿った旧暦と無縁ではないのだ。

うむ、新春と新年の前だからなぁ、色々あるさと思っていたら、
1月26日に作曲家のミシェル・ルグランが、
1月29日は作家の橋本治が、
今生を終えて、新しいステージへ旅だってしまった。
なんだか、「時代の天才」まで去っていく年末なのでした。
(新しくなるのは、春や年だけじゃなく時代もなのかしら)

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