コントロールドラマ④ 対応ドラマ

(前回からの続きです)
「聖なる予言」をテキストに、人から注目やエネルギーを奪い合う
コントロールドラマについてお送りしています。
ドラマって何?ドラマの4つの種類については、前回までの記事をご覧いただいて、
ご自身がどのタイプに当てはまるのか理解したうえでお読みくださいね。

今回は、4つのドラマにそれぞれ対応するドラマについてです。
コントロールドラマは、それに対応するドラマがあってこそ成立します。
これは共依存の関係となっています。
お互いにエネルギーを奪うのに効率的で
しかもお互いドラマを続けるのに「もってこい」な相手だからです。

ストレスやトラブルの原因となる
コントロールドラマから自由になって、
相手とより良い関係を築くためには、
自分の無意識に演じているドラマに気が付いて、
まず自分がドラマを演じないこと。
それだけで相手のドラマを誘発することを避けることができます。
相手がドラマを無意識に仕掛けてきたら、
相手のドラマに対応するドラマを演じないこと。
心理学ではよく言われることですが、
「自分が変われば相手が変わる」です。

「脅迫者」
強い言葉や暴力でコントロールすることにより、攻撃的にエネルギーを奪います。
*対応するドラマ
主に被害者を巻き込んでドラマを演じます。
被害者も脅迫者の攻撃で、不幸な自分を演じ続けることができます
脅迫者は脅迫者同志、尋問者、傍観者とも
攻撃のドラマを演じ続けることができます。

「尋問者」
問題や欠点を指摘、干渉や監視など精神的に追い詰めて
攻撃的にエネルギーを奪います。
*対応するドラマ
主に傍観者を巻き込んでドラマを演じます。
傍観者も尋問者に干渉され、追いかけられることで、
傍観者の自分を演じ続けることができます。

「傍観者」
距離をおいては不安にさせたり、よそよそしくしては困惑させて
人を振り回すことでコントロールし、受身的にエネルギーを奪います。
*対応するドラマ
主に尋問者を引き寄せてドラマを演じます。
尋問者は傍観者を追いかけることで、尋問者の自分を演じ続けることができます。

「被害者」
人に同情させたり、理由もなく罪悪感を持たせることで支配し、
受身的にエネルギーを奪います。
*対応するドラマ
主に脅迫者を引き寄せてドラマを演じます。
脅迫者も被害者を攻撃することで、脅迫者の自分を演じ続けることができます。
被害者は不幸な自分、無力な自分を演じ続けたいので、
無意識に脅迫者だけでなく尋問者も引き寄せてドラマを演じます。

次回は、コントロールドラマという
「古い記憶によるコミュニケーション」ではなく、
相手と新しい関係を創造する
「新たなコミュニケーション」をとりあげます。
(シリーズ続く)

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