月別アーカイブ: 2015年6月

内なる子どもと手をつなぐ①

前回の赤塚不二夫先生と谷川俊太郎さんの共同作を読んで、
(前回「これでいいのだ」をご覧ください)
長年のスピリチュアル仲間が、
「これはホ・オポノポノだねー」
となんとも洞察あふれるコメントをくれました。
おお、たしかに…。

ホ・オポノポノとは、
ネイティブ・ハワイアンに伝わる問題解決法であり、
おおいなる叡知です。
(以前のブログ「ホ・オポノポノ」をご参照ください)

この、ホ・オポノポノでいちばん大切なことは、
「すべては内なる平和からはじまる」ということです。
そのためには、
内なる子どもと手をつないで、信頼関係を作り、
ともに「クリーニング」し続けること。

内なる子どもとは、潜在意識・インナーチャイルドのことです。
そして、「クリーニング」とは、
苦悩やネガティブな現象の源である
ほ・オポノポノで言う「記憶」を手放していくことを言います。

(続きます)

夏至

はやいものでもう6月。来週月曜日の22日は夏至です。
夏至は陽がいちばん長い日。
太陽エネルギーも最大になります。
これから夏至までの一週間は、心のお片付けのチャンスです。
自分とむきあい、清々しく夏至を迎えたいものですね。

毎年この日、
「World Peace and Prayer Day」(世界平和と祈りの日)が、
世界各地の聖地で開催されます。
これは、北米先住民のラコタ族が、
世界各地の先住民族への呼びかけにより広まったイベントです。
国や民族や宗教の違いをこえて、
母なる地球への癒しと、世界の平和を祈る集いです。

World Peace and Prayer Day(英語)

http://worldpeaceandprayerday.com/

感情エネルギーの変換法 感情もエネルギー④

日常でできる
感情エネルギーの詰まりを解消する方法を、
精神科医の越智啓子先生が紹介していますので参考まで。

これは、クリエイティブな自己表現をすることで
古いエネルギーを解放したり変換するというものです。
クリエイティブにはそれほどの凄いパワーがると思います。
コツは、
解放や変換の、意識のスイッチをいれて、
ワクワク楽しむことです。
これはインナーチャイルドの癒しにもなります。
自分のなかの「小さな子供」は偉大なるクリエイター。
自分のインナーチャイルドといっしょに楽しく
エネルギーの解放&変換をしましょう。

・絵を描く 造形する 鑑賞する
ネガティブな感情のやり場に困ってしまったら、
それをしっかり感じてから、
思い切りそれを絵や造形、文章で表現してみましょう。
上手い下手は関係ありません。
私、フムフムは若い頃、好きな作品も自作も
「おどろおどろしい」それはそれはこわ~いものでした。
作ること、鑑賞することは「エネルギーの解放」になるそうです。
解放が一段落すると、また違うテイスト、テーマの作品に移っていくそうです。
私の体験上、納得です。
これは好きな映画、本やマンガなどにも言えますね。
あれほど強烈に魅かれていたのに、
今はそれほどでも…というのが移行のサインです。

・楽器を演奏する 歌う 
歌うことはいいたいことが言えないでいる
喉の詰まりをエネルギーレベルで解消します。
歌う事、金管楽器や木管楽器の演奏は腹式呼吸にもなりますよね。
また、太鼓をたたくことは、
パワフルなエネルギー解放になるそうです。

・身体を動かす 身体で表現する
感情と身体はつながりがあるものです。
体操やストレッチ、ウォーキングなどで
身体のエネルギーの流れをアシストしましょう。
ダンスや踊ることも強力な解放、
お家のなかで、お気にいりの音楽を聴きながら。

・笑う
笑いは、ご存知のように療法や健康法にもなっていますね。
笑いは強力にエネルギーを流します。

・泣く
悲しみの一番の解放は泣くことです。
また、感動の涙も
自分の中から光があふれ、流れだすクリエイティブな表現です。
また、祈りも愛も、エネルギーを流して循環します。

…日常生活はクリエイティブにあふれていますね。
毎日がクリエイション!
それが、感情エネルギーを流す決め手なのです。

(終わり)

怒りと悲しみを解放する 感情もエネルギー③

精神科医の越智啓子先生が
講演会でされているワークのなかで、
「怒りの解放のワーク」と、
「悲しみの解放のワーク」を
参考までにご紹介します。

…これは、あなどれないです。
越智先生の講演会で数百人でやったとき、
まるでタマゴでも生んだかのようなスッキリ感です。
ユーモアと笑いもありながら
(だからこそ凄いのですが)
イメージはパワフルです。
イメージにさらに愛と笑いが加わると、
私たちの顕在意識をやわらかく軽くして、
潜在意識にバッチリ スイッチオンなのです。

・怒りの解放
「火山のワーク」
猿のポーズのように
頭のつむじに両手の指先をくっつけます。
(アルファベットのM)
次に両手を同時に開きながら、
(アルファベットのY)
火山の噴火のように「ドカーン!」と
大声で叫びながら、三回続けてやってみるのです。
これは、気持ちよく本当に怒りが頭頂部から解放されます。
自分の下の名前を火山につけて、
「花子火山爆発、ドカーン!」とやってみましょう。
いま地球規模で火山活動が盛んになっています。
火山の負担を減らしてあげるくらいの気持ちで、
私たちは感情の浄化をしていきましょう。

・悲しみの解放
「クジラのワーク」
火山のワークと同じポーズと動きです。
「シュワ―!」と
声をあげながら、同時に両手を開いて
くじらの潮吹きのように勢いよく
頭頂部から悲しみのエネルギーが噴き出すイメージをします。
これも3回おこないます。
笑いがはいってもオーケーです。
これもスッキリします。

イメージの力は大きいと思います。
イメージや思いの変換で
意識は変わっていくのです。

(続きます)

感情の実況中継 感情もエネルギー②

生まれたての感情は
新鮮で小さなエネルギーです。
まだ新鮮で小さな純粋なエネルギーを、
その場で相手に表現すると
クリーンエネルギーはスムーズに流れます。
すると、自分の潜在意識に残らないうえに、
相手もあなたを理解しやすくなります。
そして相手も、生まれたてホヤホヤのエネルギーを
純粋に正直に表現するようになり、
お互いがより良い関係を作りはじめるのです。
(以前のブログ、「コントロールドラマ」をご参照ください)

これはちょっと練習がいるかもしれません。
カウンセラーなど心の援助職の助けを借りたり、
そうでなくても、
あなたの信頼する気のおけない人たちと、
安心な場で体感していくとスムーズかもしれません。

精神科医の越智啓子先生が
感情エネルギーの解放の方法のひとつを紹介しています。
これは、ためにためた古いエネルギーの解放パターンのひとつとして
ご参考まで。
(以下は雑誌の連載より)

***
自分でびっくりするほど強い感情が出てきたら、
それがたまっていた古い感情です。
それを自分で理解してあげるとすっきり解放されます。
まわりにいる人はびっくりしますので、実況中継してあげると理解できます。
できるだけ分かり易く解説して上手に解放しましょう!
「今古い怒りがついでに出てきたの! とにかく怒っているの! ワー!」
と実況中継すれば、まわりは落ち着いてサンドバッグの役を引き受けてくれます。
***

(続きます)

感情もエネルギー①

感情もエネルギー。
エネルギーですから、
出口なく流れずに滞ると
「エネルギー詰まり」になり、
気分も体調もすっきりしなくなるものです。
エネルギーが流れる、循環するのが本来の姿なのです。

その場で表現できなかった感情や、
意識しないで気がつかなかった感情は、
知らず知らず潜在意識へと押し込んでしまいます。
たまりにたまって、
何かの拍子に思わず顔をだしたり、
ささいなことで爆発したり。

あらゆる感情の存在を認めて、
日頃から自分の感情を適切に表現したり、
エネルギーの有効活用していくことが
感情エネルギー詰まりの解消になります。

(続きます)

ハッピイエンドの女王

少女マンガ論の傑作、「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」で
著者である橋本治は、マンガ家・大島弓子を、
「ハッピイエンドの女王」と称していた。

ハッピイエンドといっても、単純なハッピイエンドではない。
だって「現実」は変わっていない結末もあるから。
しかし、主人公たちの「意識の変化」がハッピイエンドなのだ。

大島作品の主人公たちは、世間や世界、自分に対しても違和感を抱いている。
自分とは何者なのか?
世界はなぜ閉ざしているのか?
絶望や葛藤のなか、自問し続ける。
混沌として混乱している。
思えば私もそうだったかもしれない。

鳥は鳥に
人間は人間に
星は星
風は風に
(大島弓子「綿の国星」より)

私は私になるのだ。
他の誰かになろうとしていたことに気がついたら、
自然はありのままの景色を見せてくれた。
そんな瞬間を描いた、「綿の国星」のモノローグが美しい。

思いは うつりかわり うつりかわり かげろうのよう
ひとつの事を 考えようとしても もう次の考えにうつってしまいます
外のけしきが 一日一日と うつりかわってゆくからです
おばけのような桜が おわったとおもうと 遅咲きの八重桜
すみれや れんぎょう 花蘇芳
黄色い山ぶき 雪柳
なんとすごい なんとすごい季節でしょう

奏でると「木や花や、鳥や動物が一緒に歌う」楽器

こんにちは、フムフムです。
いかがお過ごしですか?

長年、気になっているのが、
アボリジニの民族楽器、ディジュリドゥです。
ずいぶん前に、英国バンドのジャミロクワイがサウンドにとりいれて、
一躍有名になったように思います。
ディジュリドゥとは、
シロアリが食べて空洞になったユーカリの木を、
唇を振動させながら息をふきこみ奏でる楽器です。

ディジュリドゥの大きな特徴は、循環奏法。
呼吸の間も口から吹いて、ブレスの無音時間をなくすというもの。
息を吐いているときにも、鼻から吸っているという、金管楽器の奏法ですね。
…ど、どうやって?
イメージトレーニングしてみても全然できないよう。
もともと呼吸が浅めの私。
ほしいけど難しそう…。

ディジュリドゥを自然のなかで演奏すると、
自然のなかに当たり前にあるという
その倍音成分に共鳴して、
動物や鳥や虫が寄って来たり、
いっしょに歌ったり、
森の木や花が風もないのに動いたりするとか。
…いいなあ。

ワイル博士の心身がリラックスする「4.7.8呼吸法」

今回は、
心も身体もリラックスする呼吸法をご紹介します。
生命の源として、だけではなく、
心やスピリットの根っ子として、
とーっても大切な呼吸。

気功やヨガなど東洋の教えでは、
空気や自然のなかには、
「気」や「プラナ」などと呼ばれる生命エネルギーがあり、
呼吸によって体内に取り込み、
それが身体を巡り流れていると言われています。

呼吸は意識しておこなうと、
「頭はからっぽ 心は無心」という瞑想状態になり、
とても深いリラックス状態になります。

まず、呼吸法で大事なのは、
「先に吐くこと」。
古いエネルギーを出してから、
新しいエネルギーが入るということですね。
息を吐ききったら、
吸気は自然に入ってきます

それから大事なことは、
無理をしたり、欲張ってやらないこと。
あまり力むことなく、
心地よく感じるくらいでおこないましょう。

では、統合医療のアンドルー・ワイル博士が、
著書で取り上げている呼吸法をご紹介します。
呼吸法は他にもたくさんあるので、
ご自身にフィットしたものを取り入れてくださいね。

「ワイル博士の呼吸法」
・背すじをまっすぐに伸ばし、椅子か床に座ります。
・まず、口から静かに息を吐ききります。
口をすぼめるとやりやすいです。
※まず吐ききってから、次の①からがスタートです。
①口を閉じて、心のなかで1から4までカウントしながら
鼻から静かに息を吸います。
②息を止め、心のなかで1から7までカウントします。
③心のなかで1から8までカウントしながら
口から息を残らず吐ききります。

※これで1セットです。
一回に4セットが目安ですが
少なくても多くても構わないようです。
心のなかで数をかぞえるペースは
自分の楽なペースでオーケーだそうです。
ただし、4・7・8の比率は変えないこと。

上に紹介した方法でなくても、
吐いてから吸うという順序と、
吐くほうが長いということを守れば大丈夫です。
吐くことを意識すると腹式呼吸になりますね。
いつも口がポカンとあいている人は、
口呼吸の浅い呼吸になりがちです。
鼻から息を吸うことを意識しましょう。

頭に気が上りがちな毎日だから巡りを大切に

「頭に血がのぼる」という表現がありますね。
怒りやイライラが頂点になるとたしかに頭が膨れたような、
まるで脳が煮えているかのような感覚になります。
カーッとなって怒りがおさまらない状態の人に、
「頭を冷やしてこい」なんて声をかけたりしますよね。

これは気功や東洋医学では、
「頭に気がのぼって滞っている状態」ととらえます。
気とは、身体を巡る生命のエネルギーのようなものです。

この気が頭にのぼっている状態は、怒りやイライラの時だけではありません。
日常で考え事を続けている時、とくに悩みや心配を考え続けている時も同じです。

気は普段よく使うところに集まるといわれています。
昔にくらべて思考活動が多い生活を送っていますから、
ほとんどの人が当てはまると言えるでしょうね。
そのうえ、身体を動かす機会も減っています。
巡りが滞ったり、アンバランスになりがちです。

思考活動はたくさん酸素を消費します。
考えが過ぎると、いってみれば脳が酸欠になっている状態です。
この状態では、
同じ考えがループしたり、考えがまとまりにくかったり、
不安や心配しすぎを招きます。
怒りっぽくなったり、イライラも。
これは悪循環ですね。

思考活動の仕事の人、
心配や不安が続いてしまう人、
パソコンや携帯をよく使っている人は、
自覚した時、休憩タイムをとりましょう。

ちょっと歩きにいく。
軽い体操やストレッチをする。
深呼吸する。
何か手作業をしてみる。
どれも身体に意識を戻すことで、頭がクールダウンします。

考えるときには、しっかり考える。
そのためにもメリハリがとても大切です。
次回は、呼吸法をご紹介します。